株式会社ユニリタは2026年4月21日、集出荷団体向けの農業DXツール「ベジパレットコネクト」をリリースしました。
ベジパレットコネクトが解決する栽培履歴管理の課題
日本の集出荷団体では、生産者・作目・圃場ごとに提出される紙の栽培履歴簿を、担当者が一枚ずつ、国のルールと照合して目視で点検する運用が続いてきました。農産物は鮮度が求められる一方で、チェック作業にミスが許されず、「生産者数 × 作目数 × 圃場数」に比例して増大するコストが、現場の負担となっています。
ベジパレットコネクトでは、入力された農薬・肥料の情報を慣行栽培や特別栽培、出荷先別の独自基準などに照らしてシステムが自動判定する仕組みを備えています。集出荷団体と生産者が、栽培状況をリアルタイムに共有できるため、栽培履歴簿の提出までのタイムラグや提出忘れを防止できる設計です。
ベジパレットコネクトの概要と導入予定
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| サービス名 | ベジパレットコネクト |
| 提供元 | 株式会社ユニリタ |
| リリース日 | 2026年4月21日 |
| 対象 | 集出荷団体 |
| 利用環境 | スマートフォン・PC |
| 展開予定 | 埼玉産直センターで順次展開を開始 |
| 主な機能 | ルール遵守の自動チェック、リアルタイム進捗共有 |
| 今後の方針 | テスト利用中の他団体での本稼働推進、機能強化の継続 |
trends編集部の一言
農産物の栽培履歴を紙で管理している現場の話は、日頃マーケティング業務で、紙の承認フローに時間を取られていた経験と重なる部分がありました。「生産者数 × 作目数 × 圃場数」という掛け算構造は、規模が拡大するほど人手では対応しきれなくなる典型的なパターンです。
集出荷団体という比較的ニッチな領域に特化している点も印象的で、汎用的な業務ツールではカバーしにくい専門性の高いチェック機能を組み込んでいます。埼玉産直センターでの展開を起点に、他の団体へどのように広がっていくのか、現場のフィードバックを反映した機能強化の動向にも注目しています。
References
- ^ PR TIMES. 「栽培履歴の「目視確認」をゼロへ。農業DXツール「ベジパレットコネクト」リリース | 株式会社ユニリタのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000262.000084541.html, (参照 26-04-21).
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