企業向けAIプラットフォームを提供するGlean Technologies, Inc.は、2026年2月17日、AIアシスタント「Glean Assistant」の最新世代を発表しました。
Glean Assistantの最新世代が目指す企業AI活用の課題解消
企業におけるAI導入が加速する一方で、多くの組織ではAIを日常業務の成果へ十分につなげられていないという課題が残っています。不完全な回答や分断されたツールによって、業務負荷がかえって増加するケースもあり、AI活用の停滞が本来の可能性を引き出す妨げになっています。
Glean Assistantは、社内データや業務プロセスと深く統合され、従業員それぞれの業務コンテキストに適応する設計を採用しています。「検索」「分析」「コンテンツ作成」「業務実行」を一つのプラットフォーム上に統合し、ユーザーは平均して1日の業務時間中に6回利用しているとGleanは説明しています。
Glean Assistantに追加された主要な新機能
今回の最新世代では、業務の幅広い場面に対応する7つの機能強化が実施されました。リアルタイム音声機能では、通勤中のブリーフィングや長文ドキュメントの要約を、入力不要で行えます。主な新機能は次の7点です。
- リアルタイム音声コラボレーション
- 企業ブランド準拠のスライド生成
- Canvasによる共同コンテンツ作成
- 100以上のエンタープライズアクション
- Agent Sandbox(高度な調査・分析環境)
- パーソナルグラフの可視化と管理
- エージェントテンプレートによる業務整理
Agent Sandboxでは、「CLI」「コードインタープリター」「ファイルシステム」「ツールインデックス」を備えた安全な仮想環境が提供され、大規模データ分析や長時間実行タスクに対応します。エージェントテンプレートは、会議内容や優先事項からアクションアイテムを抽出し、1日の計画や週間成果の自動整理まで支援する機能です。
Glean Assistantの提供状況と主な連携先
| 提供段階 | 対象機能 |
|---|---|
| 一般提供 | 画像生成、コード作成および検索、CanvasのアダプティブUI、タスク管理エージェントテンプレート |
| 一般提供 | Salesforce・Jira・Confluence・GitHub・Google Calendarとの連携 |
| ベータ提供 | スライド生成、リアルタイム音声、MCP経由の各種アクション |
| 近日提供 | Agent Sandbox |
trends編集部の一言
AIアシスタントの発表は数多くありますが、今回のGlean Assistantが注目に値するのは、「検索から実行まで」を一つの画面内で完結させようとしている点です。Canvas機能やエンタープライズアクションのように、「調べてそのまま動かせる」仕組みには実用的な期待が持てます。
Swiggyの事例として挙げられている「従業員1人あたり1日約2時間の業務時間削減」という数字は、導入検討時の費用対効果を試算する際の参考材料になりそうです。社内のナレッジ検索やレポート作成に時間を取られている部署の担当者には、自社環境との統合度合いを確認した上で評価してみる価値がある製品だと思います。
References
- ^ PR TIMES. 「Glean、次世代AIアシスタント「Glean Assistant」を発表―すべての従業員を“気づき”から“実行”へ導く、エージェント型AIコワーカーが登場― | Glean Technologies, Inc.のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000179911.html, (参照 26-04-17).
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