株式会社Saixは、社内マニュアルの作成や共有、AIによる質問対応、社員教育、更新までを一つにまとめる法人向けSaaS「Saix AIマニュアル Studio」を発表しました。
Saix AIマニュアル Studioを開発した背景
企業の現場では、業務を最もよく知る人ほど日常業務に追われ、知識を書き残す時間を確保できません。その結果、仕事の進め方や判断基準が特定の担当者の頭の中に残り、新人教育や引き継ぎのたびに同じ説明が繰り返される状況が続いてきました。
既存のマニュアルがあっても、複数のフォルダに散らばっている、どれが最新版か分からない、検索しても欲しい答えにたどり着けないといった問題は残ります。生成AIで文章を作るだけでは、この構造は変わりません。
Saixは「見つける」「質問する」「学ぶ」「理解を確かめる」「改善する」までを一つの運用として設計する必要があると考え、社内で実際に使う仕組みとして開発・運用してきました。その設計を法人向けSaaSとして提供するのが「Saix AIマニュアル Studio」です。
「Saix AIマニュアル Studio」の主な機能
マニュアル化したい業務の動画や画面録画、音声、既存資料をもとに、AIが作業手順や判断基準、注意点、よくある例外を整理します。担当者がゼロから文章を書くのではなく、AIの初稿を現場担当者が確認する進め方です。完成したマニュアルはカテゴリや部署、タグで整理され、一つの本棚として、検索可能な状態で共有されます。
社員が自然な言葉で質問すると、閲覧権限のある社内マニュアルだけを参照してAIが出典付きで回答します。回答には参照した資料が表示され、原典まで確認できる仕組みです。さらに研修コースと理解度テストによって定着を支援し、既定80%以上で合格しないと次の必修ステップへ進めない設計になっています。
主な機能は、以下の通りです。
- 業務動画・口頭説明・既存資料からの初稿作成
- マニュアルの本棚形式での集約管理
- 社内AI FAQによる出典付き回答
- 研修コースと理解度テストによる定着支援
- 質問・学習記録のダッシュボード分析
質問が集中している分野は、社員がつまずいている領域です。AIへの質問内容や学習状況をダッシュボードで確認し、マニュアルを追加・修正する優先順位の判断材料として活用できます。また、Saixでは、現在取り組んでいる必修ステップで2回以上不合格になった社員を、要フォロー対象として、管理画面に表示する仕組みを運用しています。
「Saix AIマニュアル Studio」概要と運用実績
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供元 | 株式会社Saix |
| サービス名 | Saix AIマニュアル Studio |
| カテゴリ | 法人向けSaaS |
| 先行導入相談受付開始 | 2026年8月 |
| 社内運用マニュアル数(2026年7月21日時点) | 72本 |
| 理解度テスト設置マニュアル数 | 21本 |
| 理解度テスト問題数 | 118問 |
| 閲覧範囲の部署区分数 | 5つ |
上記の社内運用実績は株式会社Saix社内での運用状況であり、導入企業の成果や効果を示す数値ではありません。同社は、東証プライム上場企業を含む100社以上のAI導入・経営変革を支援しており、AI経営戦略コンサルティングや全社員向けAI研修、業務へのAI実装を一気通貫で提供しています。
Saix AIマニュアル Studioの詳細はこちらtrends編集部の一言
理解度テストで既定80%以上を満たさないと次の必修ステップへ進めない設計や2回以上不合格の社員を管理画面上で要フォロー対象として、表示する仕組みは、マニュアル運用を「作って終わり」にしない工夫として目を引きます。マーケティング業界の文脈に置き換えると、ナレッジ共有や研修コンテンツの定着度が可視化されないまま放置されるケースは多く見られます。質問や学習の記録を改善に直結させる発想は、業界全体でも示唆を含む取り組みと捉えられます。
マニュアルが複数のフォルダに散らばり、最新版が分からなくなる課題は業界を問わず共通しています。業界全体としては、生成AIによる文章生成だけでは、解決しない構造的な問題として捉え直す視点が重要になっています。「見つける」「質問する」「学ぶ」までを一体で設計するアプローチは、業界全体の運用改善を象徴する取り組みと言えます。
References
- ^ PR TIMES. 「株式会社Saix、社内マニュアルの作成・検索・教育・更新を一体化する「Saix AIマニュアル Studio」を発表 | 株式会社Saixのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000173924.html, (参照 26-07-26).
※本記事は一次情報(PR TIMES)を基に編集しています。内容はAIで確認していますが、誤りや最新情報との差異がある場合は、以下フォームよりご報告ください。
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