本ニュースの3行要約
- Google Cloud Next '24 で、BigQueryとLookerの新しいイノベーションが発表され、AIによるデータ分析の有効化が強化されました。
- BigQueryはマルチモーダルデータやストリーミングデータの分析、Geminiモデルとの統合、リアルタイムSQL処理などの新機能を提供します。
- LookerのGemini機能により、ビジネスユーザーがデータと直接対話し、視覚化やレポートを生成できるようになり、Google Workspaceとの統合が強化されました。
Google Cloudが進化したデータ分析ツールを発表
2024年4月9日(米時刻)に「Google Cloud Next '24」が開催されました。[1]その中でGoogle CloudはデータとAIの融合によるビジネスへの影響を強調し、BigQueryとLookerの革新を発表しました。
BigQueryはマルチモーダルデータのサポートや組み込みストリーミングを特長とする統合AI対応データプラットフォームとして進化します。これにより企業はAIを活用してデータワークロードを最適化し、深い洞察を得ることが可能になります。
Google Cloud Next '24で発表された内容
Google Cloud Next '24で発表された主な内容は下記の通りです。
- BigQueryの機能拡張、AI対応の統合データ基盤に進化。マルチモーダルデータ・複数のサーバーレス処理エンジン・組み込みのストリーミング・データ統治機能を提供。
- BigQueryとVertex AIの新しい統合が導入され、マルチモーダル分析やベクトル埋め込み、BigQuery内でのLLM微調整が可能に。
- BigQuery Geminiの新機能が公開されてデータの準備や分析、エンジニアリングにAIを活用したエクスペリエンスを提供。
- Looker Geminiが導入されてビジネスユーザーが企業データと会話する機能や視覚化、レポート作成ツールが追加。
- BigQueryに対するオープンフォーマットのサポートが拡張され、IcebergやHudi、Deltaファイル形式のネイティブサポートがプレビュー。
- BigQuery Omniの機能が拡張されてSalesforceとのデータ共有に関する新たなパートナーシップが発表。
- BigQuery Studioが一般提供開始され、データチーム用の共同データワークスペースを提供。
- Apache Spark用サーバーレスエンジンのプレビューが開始。Python使用の簡素化が可能に。
- Dataplexによるデータガバナンス機能が拡張されてエンタープライズデータに対するAI活用が強化。
- BigQueryとVertex AIの直接統合により、データ移動なしのマルチモーダル分析が可能になる。
BigQueryとLookerの進化によるデータ分析の未来
Google Cloud Next '24でのBigQueryとLookerの新機能は、データ分析とAIの融合をさらに深めるものになるでしょう。企業はデータからより早く詳細な情報を引き出し、最適な意思決定を実現できます。
また、さまざまな種類のデータを組み合わせて分析することが可能になるため、分析の幅が広がるのも魅力のひとつです。
今後BigQueryとLookerの統合により、AIとデータ分析の境界がさらに曖昧になることが考えられます。これは企業が市場の動向を予測し、新たなビジネス機会を掴む上で重要な役割を果たすでしょう。
ビジネスユーザーが自然言語でデータと対話し、瞬時に洞察を得られることが今後のビジネス戦略に大きな影響を与えると考えられます。
References
- ^ Google Cloud. 「What’s next for data analytics at Google Cloud Next ’24」. https://cloud.google.com/blog/products/data-analytics/data-analytics-at-next24?hl=en, (参照 2024-04-11).
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