クリエイターに高評の便利デバイス「Stream Deck(ストリームデック)」とは?特徴や機能、具体的な利用シーンを紹介

クリエイターに高評の便利デバイス「Stream Deck(ストリームデック)」とは?特徴や機能、具体的な利用シーンを紹介

公開: 更新:
だーだい
フリーランスWebライター兼Web製作者。Webライターとしてガジェットメディアやプログラミングに関する記事を執筆する傍ら、LP制作とWordPressの改修案件もこなしつつ、活動しています。 profile

アプリへのアクセスやショートカットをボタンに割り当てて、ワンタッチでアクセスできる人気デバイスの「Stream Deck」配信者やクリエイターから高い人気を集めており、SNSでも好評の声が多数見られます。

Stream Deckを使うことでさまざまなサービスへアクセスする際の手間を省けるのが特徴。作業を効率化させたい人に最適な選択肢です。

そこで今回はStream Deckの特徴や機能、具体的な利用シーンについて解説します。

Stream Deck(ストリームデック)とは?

Stream DeckはElgatoが開発したデバイスで、主にライブ配信者やコンテンツ制作者の作業を効率化するために使われます。複数の物理ボタンが搭載されており、各ボタンに特定の操作を割り当てられるのが特徴です。

Steam Deckは特定のアプリやSNSなどのサービスにワンタッチでアクセスできるのが魅力。たとえばライブ配信中におけるシーンの切り替えや音量の調整、チャット管理など複雑な作業をボタンひとつでスムーズに行えます。

Stream Deckはビデオ編集やソーシャルメディア管理、その他の日常的なタスクなど配信業務以外にも活用できます。複数のアクションを本デバイスにまとめられるため、作業を大幅に効率化できるのです。

Stream Deck MK.2の特徴

Stream Deckは効率的でスマートな作業を実現するために設計されたデバイスで、以下のような特徴があります。

カスタマイズ可能なLCDキー

それぞれのキーにアクションを割り当て、キーを押すだけで操作を実行できます。たとえばOBS Studioで配信を開始したり、Photoshopのショートカットを割り当てることが可能です。

プラグインの簡単インストール

Elgato Marketplaceで提供されているプラグインやアイコン、エフェクトを数クリックで追加して自分のニーズに合った操作環境を作り出せます。

配信ツールとの連携

OBSやTwitch、YouTube、Zoomなど配信やビデオ会議に必要なアプリケーションとスムーズに連携。ワンタッチでアクションを実行できます。

業務アプリケーションも対応

ZoomやPowerPointの操作も簡単にできるので、クリエイティブな作業だけでなくビジネス用途でも大いに活用できます。

Stream Deck Neo・MK.2・Pedalの違い

Stream Deckには下記のように複数のモデルが存在します。

本項目ではStream Deckの人気モデルである、Stream Deck Neo・MK.2・Pedalの違いを表にまとめました。

特徴/モデル 主な機能 ボタン数 操作性 ディスプレイタイプ 特殊技術 重量 接続
Stream Deck Neo 触覚フィードバックとカスタマイズ可能なボタン 8個 手動+タッチ感知 アダプティブLCDディスプレイ 触覚フィードバック 210g USB-C
Stream Deck MK.2 カスタマイズ可能なボタン 15個 手動操作 LCDボタン なし 145g(スタンドなし)
270g(スタンドあり)
USB-C
Stream Deck Pedal フットペダルによるコントロール 3つのペダル フット操作 なし 触覚コントロール 960g USB-C

各モデルごとの特徴は下記の通りです。

Stream Deck Neo

Stream Deck Neoはボタンを押すたびに軽い振動や、押し心地の変化を感じられる特殊なLCDキーを採用しています。[1]この「触覚フィードバック」は、ユーザーがボタン操作を感覚的に確認できるようにする技術です。

カスタマイズ性にも優れており、Adobe PremiereやOBS Studioなどさまざまなアプリに対応しているのも特徴のひとつです。

Stream Deck MK.2

Stream Deck MK.2は15個のカスタマイズ可能な、LCDボタンを搭載しているのが特徴です。[2]たとえばひとつのボタンにはYouTubeでのライブストリーミングを開始するショートカットを設定し、別のボタンには音声エフェクトを適用するアクションを割り当てることが可能です。

これによりビデオ編集やゲーム放送、音楽制作などさまざまな用途で効率的なワークフローを実現できるのが魅力。15個のボタンが搭載されているので数多くの機能へワンタッチで接続でき、作業を効率化できます。

Stream Deck Pedal

Stream Deck Pedalは3つのペダルを備え、足で簡単に多様なアクションを実行できるStream Deckです。[3]具体的には左のペダルで音声ミュートを切り替えて中央のペダルでシーンを切り替え、右のペダルで録画を開始するなどの設定が可能です。

放送中に手を使うことができない場面でも、足元での操作によりスムーズにコントロールできるのが特徴。生放送やパフォーマンス中のユーザーに最適なツールです。

Stream Deckの活用方法

Stream Deckの具体的な活用方法をシーン別にいくつか紹介します。

ビジネスシーンでの活用方法

会議の効率化 ZoomやMicrosoft Teamsと連携し、会議の録画・画面共有・ミュートの切り替えなどの操作をワンタッチで実行可能。この設定により会議中の操作がスムーズになり、円滑な会議を提供できます。
プレゼンテーションのサポート PowerPointやKeynoteのプレゼンテーション中にスライドの切り替えや、特定のアニメーションをトリガーする操作を簡単に実行できます。これによりプレゼンテーションがよりプロフェッショナルで、エンゲージメントが高まります。

プライベートでの活用方法

スマートホームのコントロール 家の照明やサーモスタットなどのスマートホームデバイスをStream Deckで一元管理することが可能です。たとえば映画鑑賞モードをボタンで設定することで、適切な照明と温度に自動的に調整できます。
快適なマルチメディアの活用 お気に入りの音楽プレイリストの再生や動画の再生/停止、スキップなどの操作をStream Deckで簡単に行えます。これによりリラックスタイムをより快適に楽しめるのが魅力です。

学習での活用方法

研究資料の検索やよく見るWebサイトへのアクセス、オンラインリソースの利用など学習に必要なアクションをワンタッチで実行できます。これにより学習時間を効率的に活用し、生産性を上げることが可能です。

ライターのヒトコト

Stream Deckはクリエイターや配信者にとって、あらゆる作業を簡単かつ効率的に行える強力なツールです。アプリやツールを一括管理し、カスタマイズ可能なキーでスムーズな作業を実現します。

また、Adobe Creative Cloudとの連携やカスタムフェースプレートによる個性的な外観で、作業環境をさらに自分好みに調整できる点も魅力。特に複数の操作を一度に実行できるマルチアクション機能や直感的なワンタッチ操作は、時間を節約して効率を最大化させることが可能です。

References

  1. ^ Elgato. "Stream Deck Neo". https://www.elgato.com/jp/ja/p/stream-deck-neo, (accessed 2024-09-28).
  2. ^ Elgato. "Stream Deck MK.2 Black". https://www.elgato.com/jp/ja/p/stream-deck-mk2-black, (accessed 2024-09-28).
  3. ^ Elgato. "Stream Deck Pedal". https://www.elgato.com/jp/ja/p/stream-deck-pedal, (accessed 2024-09-28).
ブログに戻る

コメントを残す

コメントは公開前に承認される必要があることにご注意ください。

コードキャンプDX人材育成研修 - IT・プログラミングを知って学べるコネクトメディア xコードキャンプIT・プログラミング研修事例/【IT新入社員研修】オンラインとオフラインの最適バランスを実現したFutureOneの導入事例 - IT・プログラミングを知って学べるコネクトメディア コードキャンプIT・プログラミング研修事例/【新入社員研修】柔軟なハイブリッド型Java研修で実現した新卒20名の成長と成果|サークレイス株式会社 - ITやプログラミングを知って学べるコネクトメディア コードキャンプIT・プログラミング研修事例/現場により近いところにデジタルを根付かせるDX基礎講座研修|株式会社ブリヂストン - ITやプログラミングを知って学べるコネクトメディア コードキャンプIT・プログラミング研修事例/業務の効率化・DX推進に向けたIT人材育成への第一歩|株式会社カナエ - ITやプログラミングを知って学べるコネクトメディア 企業・法人向けのIT・プログラミング研修 - ITやプログラミングを知って学べるコネクトメディア

新着記事

対象者別で探す

子供(小学生・中学生・高校生)向け
プログラミング教室検索する

子供(小学生・中学生・高校生)がロボットやプログラミング言語を学ぶことができるオフラインからオンラインスクールを検索、比較することが可能です。

子供(小学生・中学生・高校生)
プログラミング教室検索する

ITやプログラムなどの
最新情報を検索する

日々、新しいITやプログラミング言語の情報が流れていきますが、特定の情報を時系列でニュースやコラムを確認することができます。

ITやプログラムなどの
最新情報を検索する