先日Xにて下記のツイートが目に留まりました
手軽に高品質ロゴをAI生成できるサイトが最高。プロンプトで作るのはもちろん、手書きの参考画像からAIでブラッシュアップしていく機能も便利。150種類以上のAIテンプレートもあるので、簡単に始めることができる。
— すぐる | ChatGPTガチ勢 𝕏 (@SuguruKun_ai) May 13, 2024
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こちら👇https://t.co/EaSL8ZY7l4 pic.twitter.com/zbtyoCHevN
プロンプトを用いてロゴを作ったり、元の画像を参照してAIで別の画像へとブラッシュアップできるようです。
このような画像生成AIは多数公開されていますが、その中でも実際どれほどのクオリティで画像を作れるのか確かめてみました。
本記事では画像生成AIであるStylarの特徴や料金プラン内容、具体的な使い方について詳しく解説します。商用利用の有無についても触れているため、ビジネスシーンで画像生成AIの活用を考えている人はぜひ参考にしてみてください。
Stylarとは
Stylar(スタイラー)はAI機能を搭載した画像生成ツール。テキストから画像を生成したり、元の画像から新たな画像を生成したりできるのが特徴です。
ほかにも画像の顔部分だけ変更したり、選択した範囲だけデザインを変更したりできる機能を搭載。プロンプトを用いた自由度の高い編集手法と多様な機能が魅力です。
SNSアカウントで登録して無料で利用可能。はじめは200クレジット付与され、ひとつの画像を生成するごとに4クレジット消費します。つまり無料で約50枚ほど生成できることになります。
Stylarの料金プラン
Stylarの料金プランは下記の通りです。[1]
プラン | 料金 | トライアルクレジット | 透かし | プロンプト | 高解像度エクスポート | 通常キュー | 商用利用 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
無料 | 無料 | 200(無料限定トライアルクレジット) | - | - | - | - | 不可 |
標準 | 10ドル | 月額2,000クレジット | 透かしの除去 | 無制限の自動プロンプト | 高解像度エクスポート | - | 可能 |
プロ | 30ドル | 月額6,000クレジット | 透かしの除去 | 無制限の自動プロンプト | 高解像度エクスポート | 無制限の通常キュー | 可能 |
仕事 | 60ドル | 月額12,000クレジット | 透かしの除去 | 無制限の自動プロンプト | 高解像度エクスポート | 無制限の通常キュー | 可能 |
年間プランで契約すると上記の値段から20%安くなります。たとえば標準プランの場合、年間契約すると毎月10ドルから8ドルへ安くなります。
Stylarは商用利用できるのか?
Stylarの有料プラン契約者は商用利用できます。[1]しかし無料ユーザーは商用利用できません。
Stylarの使い方
はじめにStylarの公式ページへアクセスします。
StylarのURL:https://www.stylar.ai/
Stylarより
トップページの中心にある「Start From Free」ボタンをクリックします。
Stylarより
Stylarにアカウントを登録する画面が表示されます。Googleアカウントかメールアドレスを用いてアカウント認証して下さい。
Stylarより
Stylarからの各質問に答えて「Start Creating」をクリックします。各質問に関して、わからないところは「Other」を選択すれば問題ありません。
Stylarより
するとStylarの作業画面が表示されます。画像を生成・編集するには画面左側にある「New project」をクリックしましょう。
Stylarより
画像の生成・編集画面が表示されます。画面左のサイドバーにある各機能の内容は下記の通りです。
- Import Images:画像を読み込む
- Text-to-Image:プロンプトを用いて画像を生成する
- Image-to-Image:元の画像をもとにプロンプトで画像を編集する
- Generative Fill:変更したい範囲を選択し、プロンプトで変更する
- Generative Expand:画像の比率やサイズを変更できる
- Face Swap:顔のパーツだけ変更する
- Face Repaid:塗りつぶした範囲のデザインをプロンプトで変更する
今回はプロンプトを用いて画像を生成する方法と、元の画像から新たな画像を作る方法を用いて使い方を解説します。
プロンプトを用いて画像を生成する方法
画面左のサイドバーから「Text-to-Image」をクリックします。
Stylarより
上記画面が表示されます。各要素の内容は下記の通りです。
- No Style:生成する画像のデザインを設定
- Describe what you want to create:作りたい画像をプロンプトで指定
- Advanced:生成する画像に加えたくない要素(ネガティブプロンプト)を指定
Stylarより
「No Style」をクリックすると上記のように3Dやリアル、漫画など多様なテイストが表示されます。上記から生成したい画像のデザインを選択します。
Stylarより
次に作りたい画像をプロンプトで指定します。日本語より英語の方がテキスト通りの画像を生成できるので、Deeplなどの翻訳サイトで英語へ変えてから入力するのがおすすめです。今回使ったプロンプトは下記の通りです。
Please create a logo for a media outlet called Trends. The main color should be blue and the back should be white. The logo should include the word "Trends".
日本語訳
Trendsというメディアのロゴを作成してください。メインカラーは青、バックは白でお願いします。ロゴには「Trends」の文字を入れてください。
ネガティブプロンプトは任意で入力してください。最後に「Stylarize」をクリックすることで画像生成がスタートします。
Stylarより
プロンプトに基づいた画像が画面右側に4つ生成されます。上記画像のようにプロンプト通りのアイコンが作成されていることがわかりますね。
画像を編集して新しい画像を作る方法
Stylarより
はじめに画面左のサイドバーから「Import Images」をクリックし、元の画像をアップロードします。
Stylarより
アップロードした画像が表示されたあとは「No Style」をクリックして作りたい画像のスタイルを指定します。次に、その下部にある入力欄へ作りたい画像の内容をプロンプトで指定します。
今回は画像のスタイルに「Realistic」を指定し「Stylarize」をクリックして画像生成します。
Stylarより
漫画のようなテイストの画像がリアルに近い画像へ変わりました。このようにテキストや元の画像からオリジナルの画像を生成できるのがStylarの魅力です。
Stylarで画像の解像度と品質を上げる方法
Stylarより
サイドバーにある「Enhance」機能を使うことで、画像の解像度と品質を上げることが可能です。
Stylarより
「Enhance」をクリックすると解像度を変更する画面が表示されます。対象の画像は画像生成などで編集対象となっている画像が指定されるので、解像度と品質を上げたい画像を再度アップロードして指定して下さい。
編集画面の中心なる「Streght」欄をLowからHighへ近づけるほど画像の解像度と品質が高くなります。
任意の強さへ指定したら、右側にある「Enhance」をクリックしましょう。画像の処理が終わるまで数分かかります。
Stylarより
変更前と後の対比画面が表示されます。解像度が上がるだけでなく画像の品質も変わるのが特徴。変更した画像は右下にある「Download」ボタンを押してダウンロードできます。
References
- ^ Stylar AI. 「Pricing」. https://www.stylar.ai/pricing, (参照 2024-05-28).
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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