スプレッドシートのNORM.S.DIST関数とは
NORM.S.DIST関数は、標準正規分布の累積分布関数の値を特定の入力値に基づいて計算する統計関数です。平均が0で標準偏差が1の正規分布において、指定した値以下になる確率を求めることができます。
この関数は英名では「Standard Normal Cumulative Distribution Function」と呼ばれ、統計分析における重要な計算を簡単に実行できます。Google スプレッドシートではNORMSDIST関数の参照として提供され、データの統計的分析において広く活用されています。
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NORM.S.DIST関数の基本的な書式
関数の書式は非常にシンプルで、引数として入力値xのみを指定する構成となっています。引数xは標準正規累積分布関数への入力値として機能し、計算結果として0から1の範囲内の確率値が返されます。
NORM.S.DIST(x)
この書式では、xに数値または数値を含むセル参照を指定することで関数が実行されます。計算結果は指定した値以下になる確率を小数点形式で表示し、統計的解釈に必要な情報を提供します。
実際の使用例として、値2.4を引数に指定した場合や、A2セルの値を参照した場合の書式があります。これらの例は関数の柔軟性を示し、様々な計算シナリオに対応可能であることを表しています。
標準正規分布の特徴と計算原理
標準正規分布は平均0と分散1(標準偏差も1)を持つ特殊な正規分布として定義されています。この標準化された分布は統計学の基礎となる重要な概念で、あらゆる正規分布を標準化して比較分析するための基準となります。
=NORM.S.DIST(2.4)
=NORM.S.DIST(A2)
累積分布関数の性質により、関数の戻り値は常に0から1の範囲内の値となります。負の無限大における累積確率は0に近づき、正の無限大における累積確率は1に近づくという数学的特性を持っています。
この関数は他の関連する統計関数と組み合わせて使用されることが多く、NORMSINV関数やNORMDIST関数との連携が可能です。統計的検定や確率計算において、これらの関数群は包括的な分析環境を提供します。
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