スプレッドシートのNORMDIST関数とは
NORMDIST関数は、指定された値、平均値、標準偏差に対する正規分布関数または正規累積分布関数の値を計算して返すGoogleスプレッドシートの統計関数です。この関数は統計分析において、データの分布特性を分析する際に広く利用され、確率密度や累積確率の算出に重要な役割を果たします。
正規分布は統計学の基礎となる連続確率分布であり、自然界や社会現象の多くがこの分布に従う特徴があります。NORMDIST関数を使用することで、特定の値が正規分布のどの位置にあるかを数値的に把握でき、品質管理や市場分析などの実務で活用されています。
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NORMDIST関数の基本構文と引数設定
NORMDIST関数の基本構文はNORMDIST(x, mean, standard_deviation, cumulative)
で構成され、4つの必須引数を適切に設定する必要があります。第1引数のxは正規分布関数への入力値、第2引数のmeanは正規分布の平均値(μ)、第3引数のstandard_deviationは標準偏差(σ)を指定します。
NORMDIST(2.4, 1, 4, FALSE)
NORMDIST(A2, A3, A4, TRUE)
第4引数のcumulativeは論理値で設定し、TRUEを指定すると正規累積分布関数、FALSEを指定すると正規分布関数の値が計算されます。累積分布関数を選択した場合は特定値以下の確率が求められ、分布関数を選択した場合は確率密度が計算される仕組みです。
累積分布と確率密度の計算方法
cumulative引数にTRUEを設定すると正規累積分布関数が実行され、指定した値以下になる確率を0から1の範囲で算出できます。この機能は品質管理において不良品率の算出や、テストスコアの順位決定などの実務場面で頻繁に使用される計算方法となっています。
NORMDIST(75, 70, 10, TRUE)
NORMDIST(B1, 50, 15, TRUE)
cumulative引数にFALSEを設定した場合は確率密度関数が計算され、特定の値における正規分布の高さが求められます。この値は統計的推定やヒストグラムの理論曲線作成において重要な指標となり、データの集中度や分布形状の分析に活用されています。
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