スプレッドシートのRSQ関数とは
RSQ関数は、データセットに対するピアソンの積率相関係数rの二乗を計算する統計関数です。この関数はデータの相関関係の強度を0から1の範囲で数値化し、2つの変数間の線形関係を定量的に測定できます。
RSQ関数が算出するr²値は決定係数とも呼ばれ、従属変数の分散のうち独立変数によって説明される割合を示しています。英名ではR-squaredと呼ばれており、回帰分析や統計解析において重要な指標として利用されます。
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RSQ関数の基本構文と引数
RSQ関数の構文はRSQ(data_y, data_x)
の形式で記述し、第一引数に従属変数、第二引数に独立変数の範囲を指定します。data_yとdata_xには同じ数の数値データが含まれている必要があり、配列やマトリックス形式での指定が可能です。
=RSQ(A2:A100,B2:B100)
引数に含まれるテキストデータは自動的に無視され、数値データのみが計算に使用されます。引数の範囲指定では空白セルも除外され、実際に値が入力されているセルのペアのみが処理対象となります。
RSQ関数の計算結果と実用例
RSQ関数の戻り値は0から1の範囲の数値で、1に近いほど強い正の相関関係を示します。例えば売上データと広告費の関係を分析する場合、高いr²値は広告費が売上に与える影響の強さを数値で表現できます。
=RSQ(C2:C50,D2:D50)
計算結果が0.8以上の場合は強い相関があると判断され、0.5から0.8は中程度の相関を示します。この数値を基に予測モデルの精度評価や変数選択の判断材料として活用でき、ビジネス分析での意思決定を支援する重要な指標となります。
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