スプレッドシートのIMLOG関数とは
IMLOG関数は、Googleスプレッドシートのエンジニアリング関数として分類される高度な数学関数で、複素数の対数計算を実行します。この関数はIMLOG(値, 底)
の基本構文で構成され、指定された底を基準として複素数の対数値を返します。
IMLOG関数は実数のLOG関数と異なり、虚数単位iを含む複素数の処理が可能であり、工学計算や科学分野の高度な分析に使用されます。複素数の対数は実部と虚部の両方を持つ結果を返すため、従来の対数計算では処理できない数値範囲に対応できます。
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IMLOG関数の基本的な引数設定
IMLOG関数の第1引数「値」には、対数を計算したい複素数を文字列形式またはCOMPLEX関数で指定します。文字列形式の場合は"1+i"
のように実部と虚部をプラス記号で結合して記述するか、COMPLEX(25, 34)
のような関数形式で表現します。
=IMLOG("1+i", 3.5)
=IMLOG(COMPLEX(25, 34), 2.3)
第2引数「底」には対数の底となる正の実数を指定し、この値は必ず0より大きい値である必要があります。底として2を指定した場合はIMLOG2関数と等価になり、10を指定した場合はIMLOG10関数と同じ結果を得られます。
他の対数関数との互換性と特性
IMLOG関数は底にオイラー数e(EXP(1))を指定した場合、自然対数を計算するIMLN関数と完全に等価な結果を返します。また、非複素数の正の値に対しては、通常のLOG関数と同じ計算結果を出力するため、既存の対数計算との互換性を保っています。
=IMLOG(100, 10)
=IMLOG("5+0i", EXP(1))
IMLOG関数の計算結果は複素数形式で表示され、実部と虚部が「+」記号でつながった文字列として出力されます。例えば=IMLOG("1+i", 3.5)
の場合、結果は0.276647377832556+0.626932774314643i
という形式で表示されるのです。
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