スプレッドシートのCOMPLEX関数とは
COMPLEX関数は、指定された実部と虚部の値から複素数を生成するエンジニアリング関数です。この関数は数学的な計算や工学分野での複素数処理において重要な役割を果たします。
基本構文はCOMPLEX(実部, 虚部, [サフィックス])の形式で、実部と虚部を数値で指定し、必要に応じて虚数単位のサフィックスをカスタマイズできます。デフォルトでは虚数単位として「i」が使用されますが、「j」などの別の文字に変更することも可能です。
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実部と虚部の指定方法
実部は複素数の実数部分を表し、正負問わず任意の数値を指定できます。虚部は複素数の虚数部分の係数を表し、こちらも正負問わず任意の数値を設定可能です。
=COMPLEX(1, 2.5)
上記の例では実部が1、虚部が2.5の複素数を生成し、結果として「1+2.5i」が出力されます。虚部が0の場合は実数のみが表示され、実部が0の場合は虚数のみが出力される仕様です。
負の虚部を指定する場合、虚数部分は自動的にマイナス記号付きで表示されます。例えばCOMPLEX(3, -1)では「3-i」として出力され、数学的に正しい表記で複素数が生成されます。
サフィックスオプションの活用
サフィックスパラメータは虚数単位の表記を変更する際に使用し、工学分野でよく使われる「j」などの文字を指定できます。このオプションは省略可能で、指定しない場合はデフォルトの「i」が適用されます。
=COMPLEX(0, 4, "j")
上記の例では実部が0、虚部が4、サフィックスが「j」の複素数を生成し、結果として「4j」が出力されます。電気工学などの分野では虚数単位にjを使用することが一般的なため、この機能は実用的です。
サフィックスとして使用できる文字は限定されており、一般的には「i」と「j」のみが有効です。無効な文字を指定した場合はエラーが発生するため、適切な文字を選択する必要があります。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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