スプレッドシートのCOUNTIF関数とは
COUNTIF関数は指定した範囲内で条件に一致するセルの個数を数える数学関数で、データ分析や統計処理において頻繁に使用されます。COUNTIF(range, criterion)の構文を持ち、範囲と条件の2つのパラメータを指定することで動作する仕組みです。
この関数は単一の条件のみを評価できる特性があり、複数条件を同時に処理したい場合はCOUNTIFS関数やDCOUNT関数を使用する必要があります。英名では「conditional count」と呼ばれ、条件付きカウント機能を提供する関数として位置付けられています。
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数値データでの条件指定方法
数値データに対してCOUNTIF関数を使用する場合、条件には数値または比較演算子を含む文字列を指定できます。比較演算子として等号(=)、大なり(>)、大なりイコール(>=)、小なり(<)、小なりイコール(<=)が利用可能です。
=COUNTIF(A1:A10,">20")
=COUNTIF(B1:B100,"<=50")
=COUNTIF(C1:C20,30)
数値条件を指定する際は演算子と数値を組み合わせた文字列をダブルクォーテーションで囲む必要があります。単純な等号による比較の場合は数値を直接指定することも可能で、より柔軟な条件設定が実現できます。
各セルが指定された数値条件と照合され、条件を満たすセルの個数が戻り値として返される仕組みになっています。この処理により大量のデータから特定の数値範囲に該当するレコード数を効率的に集計することが可能です。
文字列データでのワイルドカード活用
文字列データを対象とする場合、COUNTIF関数では条件にワイルドカードを使用した柔軟なパターンマッチングが行えます。疑問符(?)は任意の1文字を表し、アスタリスク(*)は0文字以上の任意の文字列を表現する記号として機能します。
=COUNTIF(A1:A10,"*済")
=COUNTIF(B1:B20,"東京?")
=COUNTIF(C1:C30,"Paid")
実際の疑問符やアスタリスクを検索したい場合は、チルダ(~)を前置してエスケープ処理を行う必要があります。これにより~?や~*という記述で文字通りの疑問符やアスタリスクを条件として指定できます。
COUNTIF関数は大文字小文字を区別しない特性を持っているため、文字列の比較において柔軟な検索が可能です。文字列条件は必ずダブルクォーテーションで囲む必要があり、これを遵守することで正確な文字列マッチングが実行されます。
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