スプレッドシートのIFERROR関数とは
IFERROR関数はGoogleスプレッドシートの論理関数で、エラー値が発生した際の処理を自動化する機能を持ちます。第1引数がエラー値でない場合は第1引数を返し、エラー値である場合は第2引数を返すか、第2引数が未指定の場合は空白を返します。
この関数はIF関数とISERROR関数を組み合わせた処理と論理的に同等で、IFERROR(exp1,exp2)はIF(NOT(ISERROR(exp1)),exp1,exp2)と同じ結果になります。エラー処理を簡潔に記述できるため、複雑な数式でエラーが発生しやすい場面での活用が効果的です。
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基本的な構文と引数の指定方法
IFERROR関数の基本構文はIFERROR(value, [value_if_error])で、第1引数のvalueには評価する値や数式を指定します。第2引数のvalue_if_errorはオプション引数で、エラー時に表示する値を設定でき、省略した場合は空白が返されます。
IFERROR(A1,"Error in cell A1")
IFERROR(A2)
上記のサンプルコードでは、A1セルがエラーの場合に指定したメッセージを表示し、A2セルがエラーの場合は空白を返します。引数の指定により、エラー発生時の動作を柔軟に制御できるため、データ分析やレポート作成での利用価値が高いです。
実際の計算処理での活用例
単価計算でのゼロ除算エラーを防ぐ場合、IFERROR関数を使用して安全な処理を実装できます。数量がnullや0の場合に単価計算でエラーが発生するのを防ぎ、代替値として0を表示する設定が可能になります。
=IFERROR(B2/C2,0)
学生の成績検索システムでは、存在しない学生IDを指定した際のエラー処理にIFERROR関数を適用できます。VLOOKUP関数やINDEX-MATCH関数で該当データが見つからない場合、カスタムエラーメッセージを表示して利用者に分かりやすい情報を提供します。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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