スプレッドシートのVLOOKUP関数とは
VLOOKUP関数は、Googleスプレッドシートで垂直方向の検索を実行する参照関数で、指定した範囲の最初の列から検索キーを垂直に探し、同じ行の指定列にある値を返します。この関数は英名では「Vertical Lookup」と呼ばれており、縦方向に情報を検索して関連データを取得する際に使用されます。
基本構文は「VLOOKUP(検索キー, 範囲, 指数, 並べ替え済み)」となっており、4つのパラメータを指定して実行できます。検索キーは最初の列で探す値、範囲は検索対象となるデータ範囲、指数は返す値がある列番号、並べ替え済みは完全一致または近似一致を指定するオプション項目です。
【PR】プログラミングや生成AIを無料で学べる「コードキャンプフリー」
完全一致検索の実装方法
VLOOKUP関数で完全一致検索を実行する場合、4番目のパラメータにFALSEを指定することで、検索キーと完全に一致するデータのみを取得できます。この方式は最も推奨される使用方法であり、予期しない結果を避けることができるため、データの正確性を重視する場面で活用されます。
=VLOOKUP("Apple", B4:D8, 3, FALSE)
上記のサンプルコードでは、B4からD8の範囲内で「Apple」という文字列を検索し、見つかった行の3列目の値を返すという処理を実行しています。FALSEパラメータにより完全一致での検索が行われ、該当するデータが存在しない場合は#N/Aエラーが返される仕様となっています。
近似一致検索の実装方法
VLOOKUP関数で近似一致検索を実行する場合、4番目のパラメータにTRUEを指定するか省略することで、検索キーに最も近い値を持つデータを取得できます。この方式を使用する際は、検索範囲の最初の列を昇順に並び替えておく必要があり、適切な並び替えが行われていない場合は誤った結果が返される可能性があります。
=VLOOKUP(G3, A4:D8, 2, TRUE)
上記のサンプルコードでは、G3セルの値をA4からD8の範囲で近似一致検索し、見つかった行の2列目の値を返すという処理を実行しています。TRUEパラメータまたは省略により近似一致での検索が行われ、検索キーより小さい値の中で最大値を持つ行が選択されるアルゴリズムが適用されます。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
ITやプログラミングに関するコラム
- Canvaとは?使い方やアカウント登録などを初心者向けに解説
- git configで設定情報を確認・表示する方法
- 「Pythonはやめとけ」と言われる理由と学習するメリット
- Ubuntuのversionを確認する方法
- Geminiで画像を生成する方法|ChatGPTとの比較結果も紹介