スプレッドシートのISERROR関数とは
ISERROR関数は、指定された値がエラーかどうかを判定するGoogleスプレッドシートの情報系関数です。この関数は、値がエラータイプであった場合にTRUEを返し、エラーでない場合にはFALSEを返すという明確な判定機能を提供します。
この関数の特徴として、#DIV/0!、#N/A、#NAME?、#NULL!、#NUM!、#VALUE!、#REF!といったあらゆるエラータイプを包括的に検出できます。ISERROR関数は他の類似関数ISERR関数とは異なり、#N/Aエラーも含めて全てのエラーを対象とする点が重要です。
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基本的な構文と使用例
ISERROR関数の基本構文は「ISERROR(値)」というシンプルな形式で、引数には検証したい値や式を指定できます。実際の使用例として、セルA2にエラーが含まれているかを確認する場合の記述は以下のようになります。
=ISERROR(A2)
数式による計算結果のエラーチェックにも活用でき、除算エラーの検証例では「=ISERROR(A1/A2)」のような記述が可能です。この構文により、計算過程で発生する可能性のあるエラーを事前に検出し、適切な処理を行うことができます。
IF関数と組み合わせた実践的活用法
ISERROR関数は単独での使用よりもIF関数との組み合わせによる条件分岐処理で真価を発揮できます。エラーが検出された場合に代替メッセージや値を表示する処理が典型的な活用例として挙げられます。
=IF(ISERROR(VLOOKUP(B1, A1:A100, 1, FALSE)), "結果が見つかりません", VLOOKUP(B1, A1:A100, 1, FALSE))
この構文では、VLOOKUP関数でエラーが発生した場合に「結果が見つかりません」という文字列を表示し、正常な場合はVLOOKUPの結果を表示する仕組みです。このような条件分岐により、エラー時の表示内容を制御し、ユーザビリティの向上を図ることが可能になります。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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