スプレッドシートのMATCH関数とは
MATCH関数は、指定した値と一致する範囲内のアイテムの相対的な位置を返す参照型の関数です。この関数は検索値そのものではなく、その値が配列や範囲内で見つかった位置番号を数値として返すことが特徴です。
基本構文はMATCH(検索キー, 範囲, 検索の種類)
で構成されており、1次元配列内での検索処理に特化して設計されています。他の参照系関数であるVLOOKUP、HLOOKUP、INDEX関数と組み合わせることで、より高度な検索処理を実現できます。
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基本的なMATCH関数の引数設定
検索キーパラメーターには、数値、文字列、セル参照のいずれかを指定して、配列内で検索したい値を定義します。範囲パラメーターは1次元配列のみを対象とし、縦横両方向に2つ以上のセルを含む範囲を指定した場合はエラーが発生するため注意が必要です。
=MATCH("Sunday",A2:A9,0)
=MATCH(42,B1:B10,1)
検索の種類パラメーターは省略可能で、デフォルト値は1が適用され昇順ソート済み範囲での近似一致検索を実行します。正確一致を求める場合は0を、降順ソート済み範囲で検索する場合は-1を指定することで、異なる検索動作を制御できます。
検索タイプ別のMATCH関数動作
検索タイプ0を指定した完全一致モードでは、検索キーと完全に一致する値のみを対象として位置番号を返します。このモードは範囲がソートされていない状況でも使用でき、データベース検索のような厳密な条件指定が可能になります。
=MATCH("Cats",A2:A9,0)
=MATCH(DATE(2012,1,1),A2:F2,-1)
検索タイプ1では昇順ソート済み範囲から検索キー以下の最大値の位置を、検索タイプ-1では降順ソート済み範囲から検索キー以上の最小値の位置を返します。これらのモードは近似一致検索として機能し、完全一致する値が存在しない場合でも適切な結果を提供できるのです。
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