ウルシステムズとCognition AIがDevinを日本のエンタープライズ市場に共同展開
ウルシステムズとCognition AIは2025年5月28日にパートナーシップ締結に合意し、自律型AIエンジニア「Devin」を日本国内のエンタープライズ市場向けに展開することを発表した。Devinは2024年12月に一般公開されたAIエンジニアで、自然言語による作業依頼を理解し開発の段取りを考え、設計やコーディング、テスト、デプロイなどを自動で行う能力を備えている。
ウルシステムズは創業以来、先進技術を用いた大規模なエンタープライズ開発を発注企業側に立って推進してきており、直近では本格的な生成AIの業務導入に注力しDevinを活用したシステム開発の内製化支援でも実績を重ねてきた。人月ベースの受託開発モデルを脱しきれていない日本国内の業務システム開発のあり方を刷新し、新しい内製開発モデルを推進するためCognition AIとのパートナーシップ発表に至ったのだ。
両社は国内企業を対象として大規模システム開発や基幹再構築プロジェクトへのDevinの導入、AI駆動開発の環境構築と開発の実践、開発プロセスの定義や運用管理の設計構築などのプロフェッショナルサービスを提供する。さらに顧客企業の中期経営計画やITロードマップへのAI技術の導入コンサルティング、AI駆動開発によるIT内製化人材の育成も行うとしている。
ウルシステムズとCognition AIが提供するプロフェッショナルサービス

PR TIMESより
サービス分野 | 提供内容 |
---|---|
システム開発・導入 | 大規模システム開発や基幹再構築プロジェクトへのDevinの導入 |
環境構築・実践 | Devinを活用したAI駆動開発の環境構築と開発の実践 |
プロセス設計 | AI駆動開発プロセスの定義、開発環境や運用管理の設計、構築 |
戦略コンサルティング | 顧客企業の中期経営計画やITロードマップへのAI技術の導入コンサルティング |
人材育成 | AI駆動開発によるIT内製化人材の育成 |
trends編集部の一言
Devinの日本展開は従来の人月ベースの受託開発に依存していた国内IT業界に大きな変革をもたらす可能性を秘めており、自然言語による指示だけで設計からデプロイまでを自動化できる技術は開発者不足に悩む企業にとって強力なソリューションとなるだろう。特に大規模システム開発や基幹再構築プロジェクトを抱える企業にとって、少数精鋭チームでの開発が可能になることは大幅なコスト削減と開発期間短縮につながる重要な恩恵だ。
ウルシステムズの豊富なエンタープライズ開発実績とCognition AIの革新的なAI技術が組み合わさることで、日本企業のシステム内製化が加速し競争力向上に直結する効果が期待できる。AI駆動開発による人材育成プログラムの提供により、従来のSI依存から脱却し自社でのシステム開発能力を構築したい企業にとって理想的な導入支援が実現されるはずだ。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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