KnowBe4 Japan合同会社は、セキュリティ教育プラットフォーム「KnowBe4 Security Awareness Training(SAT)」の新機能として「コンテンツ生成エージェント」日本語版の提供を開始しました。
コンテンツ生成エージェントによる教材生成の仕組み
「コンテンツ生成エージェント」は、AI機能スイート「AI Defense Agents(AIDA)」の一部として提供されます。プロンプトを入力するだけで、フリップカードやアコーディオンパネルなどのインタラクティブ性を取り入れたコースウェアを作成可能です。KnowBe4が提供する1,700以上の既存コンテンツと組み合わせることで、組織内の多様なニーズに対応したトレーニングプログラムを実施できます。
対象者や想定所要時間、ナビゲーションのトーンを指定するだけで、理解度チェックテストを含むインタラクティブなコンテンツを生成できました。トーンは「フォーマル」「カジュアル」「口語調」「励まし・前向き」「技術的」など複数のメニューから選択可能です。一方的な指導や堅苦しさを避け、受講者のエンゲージメントを保つ配慮がなされています。
社内規定文書やポリシーなどの既存資料をアップロードすれば、自社の業務や業界のニーズに合致した独自コンテンツの作成も可能です。生成したコンテンツは30言語への翻訳に対応しており、グローバル展開を後押しします。コースウェアに登場する人物名や役職、顔写真も自由に設定できるため、海外コンテンツをそのまま転用したような不自然さの解消にもつながりました。
コンテンツ生成エージェントの概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | KnowBe4 Japan合同会社 |
| 所在地 | 東京都港区 |
| 職務執行者社長 | 力 一浩氏 |
| 対象サービス | KnowBe4 Security Awareness Training(SAT) |
| 機能の位置づけ | AI Defense Agents(AIDA)の一部 |
| 提供条件 | Advancedライセンス契約者は追加費用なしで利用可能 |
| 対応言語 | 30言語への翻訳に対応 |
| 既存コンテンツ数 | 1,700以上 |
KnowBe4 Japan合同会社の職務執行者社長である力 一浩氏は、IT環境の変化やコミュニケーション形態の多様化に伴い、従業員の意識も変わり続けていると述べています。SNS等による情報漏洩をルールや規制だけで防ぐ手法には限界が来ているとした上で、従業員一人ひとりを「能動的な参加者」へと変革する取り組みが不可欠だとコメントしました。
trends編集部の一言
1,700以上の既存コンテンツに加えて、自社専用の教材をプロンプト入力だけで生成できる点は、教育コンテンツ制作の負担を大きく変える可能性があります。セキュリティ教育市場全体としては、研修資料やオンボーディング教材の作成に時間がかかる課題が長らく指摘されてきました。マーケティングの現場でも同種の悩みを抱える担当者は多いのではないでしょうか。
セキュリティ教育の効果は、受講者がどれだけ自分ごと化できるかに大きく左右されますが、登場人物の名前や顔写真まで調整できる設計は、その課題への的確な応答といえます。同種サービスでは翻訳対応のみで終わるケースも多いなか、30言語対応と人物設定の柔軟性を両立させた点は、グローバル組織における教育コンテンツの内製化を後押しする取り組みとして注目しておく価値がありそうです。
References
- ^ PR TIMES. 「KnowBe4 Japan、AIで自社専用のセキュリティ教材を自動生成する新機能「コンテンツ生成エージェント」日本語版を提供開始 | KnowBe4 Japan 合同会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000305.000053624.html, (参照 26-07-01).
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