株式会社ネクシアエンターテインメントは、メディア系の生成AIサービス「playg AI」を正式リリースしました。
「playg AI」の開発背景
OpenAI社のChatGPTを始め、Anthropic社のClaudeやGoogle社のGeminiなど、多様なLLMが急速な進化を続けています。それぞれに特徴があり、ユーザーによる活用事例がSNSで日々共有されるようになりました。
一方で、サブスクリプションサービスの利用にはコストがかかり、機能の拡充とともに、費用負担も増大する傾向があります。予算の確保が創作のクオリティに影響するケースも多く、「手が届く予算で使いやすいメディア系の生成AIサービス提供」を目指して、開発に取り組みました。
また、4D Gaussian Splattingを用いた空間ビデオ生成AI「NEXIA AI」や没入型ライブエンタメ体験サービス「NEXIA VC」との連携も想定しており、空間OS構築に向けた「AI Media Studio」を始動するとしています。
「playg AI」の主な機能
「playg AI」が提供する機能は以下の4種類です。
- 楽曲生成:ライブイベントやYouTube動画、演劇等のBGMや歌入り楽曲を生成
- 効果音(SE)生成:ゲームや動画編集向けの効果音をプロンプトで生成
- 画像生成:AIがデザイン作業をサポートし制作時間を短縮
- 画像高画質化:古い写真や小さな画像をアップスケーリングして高画質化
楽曲生成は、ライブイベントやYouTube動画、演劇等での利用を想定しており、BGMだけでは、なく歌入り楽曲にも対応しています。効果音(SE)生成は、簡単なプロンプトで生成できる仕様です。
「playg AI」のプランと料金体系
「playg AI」は3つのサブスクリプションプランを提供しており、料金は以下の通りです(税込)。
- フリープラン:無料。生成AIを初めて試す方向け。生成コンテンツの著作権は当社に帰属
- プロプラン:¥1,080/月(年間契約時)・¥1,350/月。継続的に曲を制作する個人クリエイター向け
- プレミアムプラン:¥3,240/月(年間契約時)・¥4,050/月。制作量が多いチームやヘビーユース向け
フリープランは、初めて生成AIを試す方向けの無料プランです。プロプランは「最もおすすめのプラン」として位置づけられており、継続的に曲を制作する個人クリエイター向けに設計されました。
株式会社ネクシアエンターテインメントの概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社ネクシアエンターテインメント |
| 代表取締役 | 福井学氏 |
| 設立 | 2026年3月10日 |
| 資本金 | 100万円(2026年5月現在) |
| 本社所在地 | 〒155-0032 東京都世田谷区代沢2-37-15-301 |
| 主なサービス | playg AI(AI Media Studio)、NEXIA VC(没入型ライブエンタメ体験)、NEXIA AI(フリーアングル空間ビデオ生成AI)、IDOL Record、TypWorld |
trends編集部の一言
「手が届く予算で使いやすいサービスを」という開発の出発点は、業界を問わず多くのクリエイターが抱えるコスト課題への直接的な応答です。生成AI制作ツール市場では、機能の多様化とともに月額コストが上昇する傾向が続いており、楽曲や画像素材の制作機能をまとめて低価格で利用できる選択肢は、制作コスト最適化の文脈で注目されそうです。
「Spatial Entertainment Platform」との連携という構想も、業界全体の動向として、注目しておく価値があります。楽曲や効果音(SE)、映像素材の生成を一つのエコシステムで完結させ、そのまま空間エンタメ体験へ繋げるという設計は、コンテンツ制作の上流から体験の場まで垂直統合しようとする試みです。マーケティング業界の文脈に置き換えると、制作・配信・体験を一気通貫で設計する動きは業界横断で関心が高まっており、同種サービスの展開方向としても示唆を含む動きと捉えられます。
References
- ^ PR TIMES. 「【新サービス】ネクシアエンターテインメントより【AI Media Studio × Spatial Entertainment Platform】第1弾サービス「playg AI」をリリース! | 株式会社ネクシアエンターテインメントのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000183494.html, (参照 26-05-21).
