株式会社ヒューマンダイナミクスは、インストラクターとAIを連携させた安全運転教育サービス「次世代運転教育プログラム」の提供を開始しました。
次世代運転教育プログラムがドライブレコーダー映像のAI解析で運転傾向を可視化
近年、ドライブレコーダーの普及により、「あおり運転(妨害運転)」をはじめとする危険運転の実態が映像として、広く共有されるようになりました。テレビのニュースやYouTube、SNSなどでドライブレコーダー映像に接する機会も増え、交通安全や危機管理への意識は一層高まっています。
一方で、従来の運転指導は先輩社員の経験や主観に依存する場面も多く、運転の課題を客観的に把握して、継続的な改善につなげることが難しいという課題がありました。株式会社ヒューマンダイナミクスは、1990年代から30年以上にわたり企業向け安全運転教育に取り組んできました。2025年度は、セミナーを除く実車による安全運転研修だけでも4,300名以上が受講し、取引・研修実績のある企業は270社以上に上ります。
AIと人の指導力を融合した「次世代運転教育プログラム」の特徴
本サービスでは、ドライブレコーダー映像と走行データをAIで解析し、前車との車間距離や歩行者・自転車との距離などを数値化します。ドライバー自身は「安全に運転している」と考えていても、実際には危険な距離で走行しているケースも少なくありません。このような「気付きにくい癖」を客観的なデータとして可視化します。
AIによる客観的な分析だけではなく、インストラクターによる対話と指導も重視している点が特徴です。例えば、駐車場での後退時には、わずか2~3km/hの速度差が安全性に大きく影響することがあります。
「後続車を待たせてはいけない」「早く終わらせたい」という心理から確認が不十分になり、接触事故につながるケースも少なくありません。事故の原因は運転操作だけではなく、その背景にある心理や習慣にあるため、人による指導との組み合わせが不可欠です。
ドライブレコーダーを活用した本サービスの主な特徴は、以下の通りです。
- 研修会場へ足を運ぶことなく映像と走行データの送受信だけで診断が可能
- 業務中の運転を分析対象とし「普段のありのままの運転」が把握できる
- 運転評価をスコア化し、一人ひとりの課題把握を支援
- 希望企業には実車研修との組み合わせにも対応
スコア化された運転評価をもとに、受講者ごとの運転傾向に応じた指導を実施します。車内映像がある場合はより詳細なスコア測定が可能です。「受講するだけ」ではなく「自ら振り返る教育」につなげやすくなることが期待されます。
次世代運転教育プログラムの概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | 株式会社ヒューマンダイナミクス |
| サービス名 | 次世代運転教育プログラム |
| サービス区分 | 安全運転教育サービス |
| 対象 | 企業向け(社用車・営業車両を使用する企業) |
| 主な機能 | ドライブレコーダー映像・走行データのAI解析、運転評価スコア化、インストラクターによる指導 |
| 2025年度受講実績 | 4,300名以上(実車研修) |
| 取引・研修実績 | 270社以上 |
| 所在地 | 東京都武蔵野市境2-6-47 武蔵境自動車教習所内 |
| 代表者 | 髙橋 勇氏 |
| URL | https://human-dy.co.jp/ |
trends編集部の一言
2025年度だけで4,300名以上が実車研修を受講し、270社以上との取引実績があるという数字は、企業の安全運転教育ニーズの高まりを端的に示しています。企業向け安全運転教育市場では、AIによる運転データの可視化と人的指導を組み合わせる流れが広がりつつあり、「データを出して終わり」ではなく行動変容までを設計に組み込むアプローチが業界全体の課題として浮上しました。
特に注目したいのは、「評価をゴールとしない」という設計思想です。スコアや数値を出すだけではなく、その背景にある心理や習慣まで踏み込む点は、社員教育全般に共通する課題への応答として捉えられます。マーケティング業界の文脈に置き換えると、「施策の効果測定で数値を可視化しても、現場の行動が変わらない」という壁と構造的に重なる問題であり、業界横断で示唆を含む動向と読み取れます。
References
- ^ PR TIMES. 「インストラクターとAIが連携し新しい安全運転教育サービスを開始 | 株式会社ヒューマンダイナミクスのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000183727.html, (参照 26-06-26).
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