株式会社みんがくは、教育向け生成AIプラットフォーム「スクールAI」が沖縄県教育委員会の「AI校務サポート推進事業」において令和8年度も継続導入されることをお知らせしました。
スクールAI継続導入の背景
沖縄県教育委員会では、教材作成やアンケート集計、文書作成・要約、教育相談、進路指導など、教職員の多岐にわたる業務の効率化が課題となっていました。「スクールAI」は、これらの校務を支援する機能と高度なセキュリティ環境を兼ね備えています。令和7年度に引き続き、その有効性が評価され、令和8年度も継続導入に至りました。
本事業は、県内の教職員が安全かつ円滑に生成AIを活用できる環境を整備することを目的としています。「スクールAI」の継続導入は、令和7年度から有効性が評価されてきた結果です。
スクールAIが支援する3つの校務領域
「スクールAI」は、教職員の日常業務をシンプルな入力で支援するプラットフォームです。主な対応領域は以下の通りでした。
- 授業・教材作成:指導案・プリント・小テストなどを効率的に作成
- 校務の効率化:会議資料や配布文書の作成・要約などを自動化
- データ活用・教育支援:アンケート分析や教育相談の対応案作成をサポート
これらの機能によって、教職員の業務時間を削減し、生徒と向き合う時間の確保につなげます。プロンプトテンプレートの搭載や利用状況の可視化・分析機能、シングルサインオンによる簡単な利用開始など、初めてでも無理なくAI活用を進められる設計となっていました。
スクールAIのセキュリティ設計と安全利用の仕組み
「スクールAI」は、教育利用に配慮した安全性の高い環境を整備しています。入力データは、AIの学習に利用されない設計を採用しており、フィルタリング機能やアクセス制御による情報保護も備えています。学校単位でのアクセス制御により、他校データの閲覧は不可とされました。
基盤にはMicrosoft Azure環境を採用し、国内データセンターでの管理により高いセキュリティ基準を満たしています。テキスト入力に加え、音声入力・出力や画像読み取りにも対応しており、英会話の疑似体験など、教育現場での幅広い活用が可能です。
スクールAIの令和8年度導入概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 利用期間 | 令和8年4月1日〜令和9年3月31日 |
| アカウント数 | 約3,400アカウント |
| 利用対象 | 沖縄県内の教職員 |
| 対応端末 | Windows、ChromeOS、iPadOS |
| 提供内容 | 「スクールAI」利用ライセンス一式 |
| 事業名 | AI校務サポート推進事業 |
| 事業実施主体 | 沖縄県教育委員会 |
| 提案元 | 株式会社オーシーシー |
| 開発・提供元 | 株式会社みんがく |
trends編集部の一言
約3,400アカウントという規模で令和7年度から令和8年度へと継続評価された事実は、単なる試験導入とは一線を画す実績です。マーケティング業界の文脈に置き換えると、導入後に定着せず撤退するツール事例は業界横断で語られてきたテーマであり、教育委員会レベルで年度をまたいで継続選定される仕組みは、評価プロセスの設計が成熟していることの表れと捉えられます。
校務支援AIが機能面と高度なセキュリティ環境を両立しながら音声・画像入力にも対応している点は、業界全体としても設計の成熟度が上がってきた段階を示しています。情報管理が求められる組織における生成AI導入事例が各領域で増加しており、教育分野での継続採用の広がりは業界全体の動向としても注目される流れです。
References
- ^ PR TIMES. 「株式会社みんがくの「スクールAI」、沖縄県のAI校務サポート推進事業に令和8年度も継続導入 | 株式会社みんがくのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000175.000079497.html, (参照 26-06-11).
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