株式会社マキシムは、レディースファッション通販サイト「KOBE LETTUCE/神戸レタス」のChatGPT内アプリの提供を開始しました。
KOBE LETTUCEのChatGPT内アプリの詳細
ファッションECでは「検索するEC」から「相談するEC」への転換が語られるようになって久しいですが、そのための専用アプリを新たに習得させるコストがユーザー側に生じることが課題でした。KOBE LETTUCEのChatGPT内アプリは、ChatGPT上で「仕事でも使えるきれいめトップスある?」「低身長でもバランスよく履けるワイドパンツを探してる」などと日常の言葉で相談するだけで、神戸レタス公式サイトの商品やコーディネートの中から条件や気分に合った候補を探せます。従来の商品検索では、ユーザーが目的の商品名やカテゴリを明確に把握していない状態で商品を探すことが多くありました。本アプリは、こうした曖昧な要望や日常の言葉を起点に、自分に合った商品やコーディネートを探しやすくすることを目指しています。
アプリの主な特徴は次の4点です。
- 「きれいめ」「低身長向け」「仕事でも使える」など日常の言葉でファッション相談ができる
- 単品の商品検索に加え、シーンに合わせたコーディネート探しにも対応
- ChatGPT内で会話を続けながら、気になるアイテムやコーディネート候補を確認できる
- 手に取りやすい価格帯でトレンドを楽しめる神戸レタスらしいお買い物体験を会話型AIへ拡張
商品の詳細は神戸レタス公式サイト上で確認できます。シーン別や体型別、気分別の提案精度向上と、季節イベントやトレンド、人気アイテムとの連動なども今後進めていく予定です。
KOBE LETTUCEのChatGPT内アプリの利用方法と概要
利用手順は次の通りです。
- ChatGPTのアプリ一覧から「神戸レタス」を検索し、選択する
- 画面の案内に従ってアプリ連携をおこなう(初回のみ)
- メッセージの冒頭で「@神戸レタス」とアプリを呼び出し、質問する
アプリの呼び出し後は、「旅行に持っていきやすいワンピースを提案して」「週末デートに使える大人可愛いコーデを探して」といった相談ができます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | 株式会社マキシム |
| 本社所在地 | 兵庫県神戸市 |
| 代表取締役CEO | 林 純司氏 |
| 対象サービス | KOBE LETTUCE/神戸レタス(レディースファッション通販サイト) |
| アプリ種別 | 会話型ファッション提案アプリ(ChatGPT内) |
| 主な機能 |
自然言語によるファッション相談 商品およびコーディネートの提案 ChatGPT内での継続的な会話対応 |
trends編集部の一言
ファッションECでは「なんとなくこういう雰囲気の服が欲しい」という状態で買い物を始めることが多いにもかかわらず、検索欄に入力できる言葉には限界があります。アパレルEC業界全体としては、「検索意図を言語化できないユーザー層をどう捕捉するか」は長年のテーマであり、専用アプリの新規習得コストなしに会話型インターフェースを実現する設計は、そこへの一つの回答として読み取れます。
会話型インターフェースをECに持ち込む試みは各所で見られますが、既存の利用基盤を持つChatGPT上で展開する形は、ユーザーに新たなアプリの使い方を習得させる必要がない点で現実的なアプローチではないでしょうか。マーケティングの文脈に置き換えると、「タッチポイントをユーザーが既にいる場所に移す」という発想は、広告配置やコンテンツ設計でも参考になる考え方です。シーン別や体型別の提案精度向上や季節トレンドとの連動が今後の課題として挙げられており、会話型ECがどこまでパーソナライズの精度を高められるかは、業界全体として、注目しておく価値がありそうです。
References
- ^ PR TIMES. 「KOBE LETTUCE、ChatGPT内で会話しながらファッションアイテムを探せるアプリを提供開始 | 株式会社マキシムのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000046380.html, (参照 26-05-23).
