Zen office株式会社は、人材紹介特化の音声×AIエージェント「MENDAN」のCRM連携エージェントにおいて、新フローの提供を開始しました。
MENDANのCRM連携エージェントが新フローを提供開始
「MENDAN」は人材紹介業務における面談・通話の会話データをAIで構造化し、CRM連携やマッチング、分析といった業務プロセスに展開する人材紹介特化の音声×AIエージェントです。書類作成やCRM連携、マッチング、会話分析の4つのエージェントが連動し、初回面談から決定までの業務を一気通貫で支援しています。
人材紹介の現場では、生成AI・音声認識技術の普及により面談音声の文字起こしや要約が広まりました。一方で面談で得た情報をCRMの正しい項目に正しい粒度で登録する工程には依然として大きな壁があります。面談1件あたりのCRM登録に20〜30分、求人情報を含む詳細登録には30〜60分を要するケースもあり、求職者情報の蓄積率は30〜60%にとどまっていました。
担当者ごとに入力粒度がバラバラになりやすく、転職軸や競合状況、応募企業、キャリア観といった「会話からしか得られない情報」がCRMに残らないという構造的な課題が指摘されてきました。再面談や既存リード活用の打ち手が失われる問題に対応するため、3ステップの新フローの提供が開始されました。
MENDANの新フロー(3ステップ)とマージ画面の役割
新フローは「3ステップ」で構成されています。まず、レコーディングボタンを押して面談を行うだけで、MENDANが会話を文字起こし・構造化する仕組みです。氏名・連絡先といった基本情報に加え、転職軸や希望条件、応募企業、競合エージェントや登録媒体、キャリア観まで、PORTERSの登録項目に沿った形式で自動出力されます。
次に、専用の「マージ画面」で人による最終確認を挟みます。自動入力されたデータをそのままCRMへ流し込むのではなく、項目ごとに確認・修正できる設計です。必須項目の入力漏れやエラーのハイライト表示、既存データとの差分の可視化、AIの抽出根拠(発話箇所)の参照といった機能が備わっており、現場の判断で最終確定できます。
マージ画面で確定した情報は、ワンクリックでPORTERSのレジュメや活動履歴、各種フィールドへ反映されます。各社の運用に合わせた項目マッピングにも対応しており、既存の業務フローを大きく変える必要はありません。
対応するCRMおよびツールは次の通りです。
- 対応CRM:PORTERS、Salesforce、kintone、CareerPlus ほか(カスタム連携対応)
- オンライン会議:Zoom・Google Meet・Microsoft Teams等
- 電話面談:SoftBankやNTTドコモ、auの3大キャリア対応済み
オンラインや対面、電話のすべての面談接点をデータ化し、CRMで一元管理できる環境を提供します。
MENDANのCRM連携エージェントと実利用者アンケート
本フローを先行利用している人材紹介会社での社内アンケート(実利用者7名、調査期間:2026年5月)では、平均満足度スコア8.3 / 10、継続利用意向9.6/10という結果が得られました。PORTERS登録・編集の平均工数削減率は約63%で、業務効率向上を「非常に感じる」「やや感じる」と回答した割合は100%です。
実利用者からは「インポート作業が省略できる点が良い」「入力業務の負担がかなり減った」「登録内容が網羅されている」「インタビュー時に気づかずに聞き逃してしまった内容も拾ってくれる」といった声が寄せられました。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | Zen office株式会社(大阪府大阪市中央区本町2-3-9 JPS本町ビルディング5F) |
| 代表者 | 岩瀬 恭裕 |
| 設立 | 2014年5月1日 |
| サービス名 | MENDAN(人材紹介特化の音声×AIエージェント) |
| アップデート内容 | CRM連携エージェントへのマージ画面搭載・PORTERS自動登録新フロー |
| 継続利用意向 | 9.6/10(実利用者7名・2026年5月調査) |
| 平均工数削減率 | 約63% |
| 月間工数削減見込み | 月間10〜15時間 |
| 対応CRM | PORTERS、Salesforce、kintone、CareerPlus ほか |
| 製品サイト | https://mendan.biz/ |
trends編集部の一言
継続利用意向9.6/10という数字は、AIツール導入後の「使われなくなる問題」が業界共通の課題であることを踏まえると、際立ったスコアです。業界全体としても、入力負荷によるツール定着の壁は人材紹介に限らず広く共通しており、「AI任せ」でも「全手入力」でもない確認の「ワンクッション」を設計に組み込むアプローチは、定着率向上策として注目される動きです。
マージ画面では、AIの抽出根拠(発話箇所)を参照しながら最終確定できます。「AIが正しいかどうかわからない」という不安は、AI導入を足踏みさせる要因として人材紹介業界全体で共通しています。根拠を可視化したうえで人が最終確定する仕組みは、精度不安を抱える現場への現実的な回答として、業界の運用定着の観点からも注目される取り組みです。
References
- ^ PR TIMES. 「人材紹介AI「MENDAN」、面談履歴をマージしPORTERSへ自動登録 ー「CRM連携エージェント」サービスアップデートー | ZENoffice株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000066509.html, (参照 26-05-20).
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