株式会社エイトレッドは2026年4月22日、「AI時代に生き残るSaaSの条件に関する実態調査」の結果を発表しました。
エイトレッドの調査でSaaS見直しの実態が浮き彫りに
調査によると、AIの進化を受けてSaaSの見直しの必要性を感じている担当者は80.4%にのぼりました。内訳は「既に見直しを実施した」が15.0%、「現在見直しを検討している」が48.6%、「見直しの必要性は感じているがまだ検討していない」が16.8%です。
見直し対象として挙がった領域では、「プロジェクト管理・タスク管理」が45.3%で最多となり、「営業支援(SFA)」の44.2%が僅差で続きました。一方で「AIでは代替が難しい」と考える領域には、「チャットツール・コミュニケーション」が27.9%、「Web会議・オンライン商談」が24.4%で上位に入っています。
ガバナンス系SaaSのAI代替に対する意識
ガバナンス・コンプライアンスに関わるSaaSについては、63.5%の担当者が「AIでは代替できない・すべきでない」と認識しています。「非常にそう思う」が16.8%、「ややそう思う」が46.7%という結果で、稟議や承認、監査対応などの統制業務にはAIだけでは対処できないとする見方が多数派です。
- AIの判断ミスが重大リスクに:52.9%
- 承認・決裁に人間の判断が必要:50.0%
- 監査証跡の厳密な管理が必要:48.5%
- 法令・コンプライアンス対応が必要:47.1%
- 社内統制・ガバナンス体制の維持:23.5%
自由回答では「AIに任せきりにすると責任の所在があいまいになる」「ハルシネーション時に履歴を追うのが非常に困難」といった声も寄せられました。判断ミスのリスクや責任の帰属が不明確になる懸念が、ガバナンス領域でのAI代替に慎重な姿勢を裏付けています。
AI連携機能とSaaS継続利用の条件
「AI連携機能を持たないSaaSは今後淘汰される」と回答した担当者は70.1%に達しました。「非常にそう思う」が15.0%、「ややそう思う」が55.1%で、AI非対応のSaaSに対する厳しい評価が浮かび上がっています。
- AI連携機能を備えていること:43.9%
- セキュリティ基準が高いこと:40.2%
- 監査証跡・コンプライアンス対応:34.6%
- 他システムとの柔軟な連携:33.6%
- 全社共通の基盤として利用:22.4%
AI時代に「手放せない」SaaSの条件では「AI連携機能」が43.9%でトップとなり、「セキュリティ基準の高さ」40.2%、「監査証跡やコンプライアンス対応」34.6%が上位に並びました。AI対応力に加えて、データ保護やガバナンス機能も引き続き重視されている構図が明確です。
調査結果の主要データ
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 調査主体 | 株式会社エイトレッド |
| 調査期間 | 2026年3月31日〜4月3日 |
| 有効回答数 | 107名 |
| 対象者 | 情シス・DX推進・経営企画部門 |
| SaaS見直し実感 | 80.4% |
| AI非対応SaaS淘汰 | 70.1%が同意 |
| ガバナンス系代替不可 | 63.5%が認識 |
| SaaS導入失敗経験 | 36.4% |
trends編集部の一言
SaaSの見直し対象として「プロジェクト管理」や「営業支援」が上位に入った一方で、ガバナンス系SaaSがAI代替困難とされている点は注目に値します。業務効率化の文脈でSaaSの統合や乗り換えを検討するとき、どの領域をAIに委ね、どの領域に人間の判断を残すかという線引きが今後ますます求められそうです。
SaaS導入の失敗理由に「既存システムとの連携がうまくいかなかった」が59.0%で最多だった点も、見逃せないデータです。AI連携機能の有無だけで選定するのではなく、既存の業務フローや他サービスとの接続性を含めて総合的に評価する視点が、SaaS選定における失敗を減らす鍵になるのではないでしょうか。
References
- ^ PR TIMES. 「【AI時代のSaaS生存調査】8割超が「AIの進化でSaaSの見直しの必要性を実感」一方で「ガバナンス系SaaSはAIでは代替できない」と6割以上が認識 | 株式会社エイトレッドのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000331.000050743.html, (参照 26-04-22).
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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