株式会社アドバンスト・メディアは2026年4月20日、AI議事録アプリケーション「ScribeAssist」のバージョンアップを発表しました。
ScribeAssistの出力テンプレート機能とLGWAN対応
今回のバージョンアップの目玉となる「出力テンプレート機能」は、Microsoft Word形式でのファイル出力時に、議事録の形式をユーザー自身でカスタマイズできる仕組みです。社内の書式や自治体独自の様式など、用途に合わせた議事録をワンクリックで作成でき、テンプレートごとに発言者名や発言内容の表示ルールを細かく設定できるため、出力後の調整作業を軽減できます。
加えて、地方公共団体などが利用する行政専用ネットワーク「LGWAN」環境から、クラウドライセンスを利用して本製品を使用できるようになりました。自治体における議事録作成のニーズに応える形で、セキュアなネットワーク環境下でもScribeAssistの機能を活用できる体制が整っています。
データ移行と発言者識別に関する改善点
議事録データの運用面では、音声認識結果を含む議事録データを、スタンドアローン要約の結果とあわせてエクスポートできるようになり、別のPCや環境にインポートする際も要約結果を引き継げる仕様へと拡張されました。これにより要約を再度実行する必要がなくなるため、端末移行時の作業効率が向上する見込みです。主な改善点は次の4点です。
- 出力テンプレート機能の新規追加
- LGWAN環境からの利用対応
- 発言者名「○」表記の切り替え
- 要約結果を含むデータ移行対応
このほか、インポートしたデータに含まれる出席者と端末内の声紋学習データを紐づけられるようになり、名前が一致する声紋学習データがある場合は自動で候補を表示する機能も搭載されました。発言者名の先頭に挿入される「○」表記についても、Microsoft Word(.docx)およびテキストファイル(.txt)出力時に、設定画面のオン・オフ操作で付与の有無を選択できるようになっています。
ScribeAssistバージョンアップの概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 製品名 | ScribeAssist |
| 提供元 | 株式会社アドバンスト・メディア |
| 搭載エンジン | AI音声認識AmiVoice |
| 提供形態 | VoXT Oneプラットフォーム |
| 対応環境 | オンライン/オフライン |
| 主な更新内容 | 出力テンプレート機能の追加 |
trends編集部の一言
議事録の出力形式を自由にカスタマイズできる機能は、日々の会議運営を効率化したいと考えている現場担当者にとって、実用的な改善だと感じました。自分自身もノーコードツールで社内業務の自動化を試す中で、出力フォーマットの調整に手間がかかる場面を何度も経験しており、テンプレートを事前に設定しておけるだけで後工程の負担が大きく変わるという実感があります。
LGWAN環境への対応は、自治体や公共機関の議事録業務を担当する方にとって、導入検討の材料になりそうです。セキュリティ要件が厳しい環境でもクラウドライセンスで利用できる点は、オンプレミス運用しか選択肢がなかった現場において新たな選択肢を提供するものであり、要約結果の引き継ぎ機能とあわせて端末移行時の手間を減らせる構成になっています。
References
- ^ PR TIMES. 「スタンドアローン型AI議事録アプリケーション「ScribeAssist」に「出力テンプレート機能」を追加し、議事録の出力形式を自由にカスタマイズ可能に | 株式会社アドバンスト・メディアのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000754.000020223.html, (参照 26-04-20).
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