株式会社エアーは2026年4月16日、生成AIを企業システムへ安全に組み込む、エンタープライズAI実行プラットフォーム「AIR‑NEXUS(エアーネクサス)」の提供を開始しました。
AIR‑NEXUSが目指す企業AI活用の実運用化
業務システムをAIに置き換える取り組みは、「技術・知識の継承」や「業務の標準化」につながる一方、社内システムとの連携設計や、AIに付与する権限の判断に不安が残るケースが指摘されています。エアーはこの課題の本質を、「AIを安全に実行させる基盤」と「設計する専門人材の不足」にあると捉え、AIR‑NEXUSとFDEを一体提供する体制を整えました。
AIR‑NEXUSのポータルからプロンプトを入力すると、AIエージェントがMCPを介して、データベースや業務システム、各種クラウドサービスへセキュアにアクセスし、業務を自律的に実行できる仕組みです。ChatGPTやClaudeなどのLLMと、RAGを活用した業務特化型AIを構築でき、AIの操作範囲を厳密に管理することによって、企業のセキュリティポリシーに準拠した運用が可能となっています。
AIR‑NEXUSの主な仕様
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供元 | 株式会社エアー |
| 所在地 | 大阪府吹田市 |
| 対応プロトコル | MCP |
| クラウド連携 | 50種類以上 |
| 活用LLM | ChatGPT、Claudeなど |
| セキュリティ | 全操作ログ取得、アクセス制御 |
| 支援体制 | FDEによる一貫支援 |
trends編集部の一言
AIエージェントを業務に導入しようとすると、「どこまで操作を任せてよいか」の線引きで手が止まる場面は多く、ノーコードツールで社内データを扱う際に、権限設計で迷った経験がある方も少なくないでしょう。AIR‑NEXUSが掲げる「操作範囲の厳密な管理」と「全操作ログの取得」は、情報システム部門との調整を、スムーズに進めるための材料として活用できそうです。
FDEが役割設計からガバナンス設計までを一貫して担う点は、AI専門人材の確保が難しい中堅規模の企業にとって、導入障壁を下げる要素になり得ます。50種類以上のクラウドサービスとの連携が可能とされているため、既存の業務フローにどの程度フィットするかを、事前に検証する工程が重要になるでしょう。
References
- ^ PR TIMES. 「エアー、生成AIとセキュリティを両立させるエンタープライズAI実行プラットフォーム「AIR‑NEXUS」の提供を開始 | 株式会社エアーのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000175692.html, (参照 26-04-17).
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