株式会社Geoloniaは2026年4月15日、デジタル地図とプログラミングを組み合わせた学習サービス「地図ぼうけんラボ」の、正式版を提供開始しました。
地図ぼうけんラボ正式版の学習機能とScratchベースの操作体系
地図ぼうけんラボは、ビジュアルプログラミングツール「Scratch」をベースに開発されたサービスで、ブロックを組み合わせるだけで、地図作品を作成できる点が特徴です。観光案内や防災シミュレーション、宝探しゲーム、地域クイズなどさまざまなジャンルの作品に対応しており、初心者でも直感的に操作できる設計が採用されています。
背景地図や空中写真、ハザードマップといった国土地理院のデータに加え、都市計画や施設情報などの国土数値情報も標準搭載されています。ベースマップやゲーム風マップなど、複数の地図スタイルが用意されているほか、地図上にオリジナル画像をアップロードする機能も搭載されました。点・線・面の色や太さを変更する、スタイル変更ブロックにも対応しています。
ベータ版から追加された主な新機能
2025年5月のベータ版提供開始以降、学校・学童・個人など全国の多くのユーザーから寄せられた意見をもとに、継続的な開発が進められてきました。正式版では作品の公開・検索や、教育現場での運用を支援する機能が幅広く追加されており、主な新機能は次の5点です。
- プロジェクト共有・検索・ソート機能
- 画像アップロード・スタイル変更ブロック
- 新スプライトとマイスプライト機能
- 都道府県マップ表示・GPS現在地移動
- グループ管理・年齢確認ステップ
作成した作品を「みんなの地図」として公開・共有できる仕組みが整備されたことで、他のユーザーの作品を閲覧しながら、学べる環境が実現されています。グループ管理機能では、クラスや学年単位でのアカウント一括招待・管理にも対応しており、教科横断的な学びへの活用が想定されています。
地図ぼうけんラボの概要と対応環境
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| サービス名 | 地図ぼうけんラボ |
| 提供開始日 | 2026年4月15日(水) |
| 対象 | 小学生〜高校生、個人、教育機関、研究機関など |
| 利用料金 | 無料(広告非表示プランは準備中) |
| 対応端末 | Windows / Mac / Chromebook / iPad |
| 提供元 | 株式会社Geolonia(東京都渋谷区) |
trends編集部の一言
地図データとビジュアルプログラミングを掛け合わせるアプローチは、学習の入り口として、非常に具体的なアウトプットが生まれやすい仕組みだと感じました。ノーコードツールで業務フローを組み立てる際にも、「完成形が見えるかどうか」でモチベーションが大きく変わるため、地図作品という目に見える成果物をゴールに設定している点は、継続率に直結しそうです。
国土地理院のオープンデータが標準搭載されている点は、教育現場だけではなく、観光プロモーションや自治体の企画検討にも、応用できる可能性を感じます。防災シミュレーションや探究学習といった活用シーンが紹介されていましたが、地域情報を可視化したい自治体担当者にとっても、試してみる価値がある選択肢になりそうです。
References
- ^ PR TIMES. 「地図を使ったプログラミング学習サービス「地図ぼうけんラボ」正式版を4月15日より提供開始 | 株式会社 Geoloniaのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000060265.html, (参照 26-04-16).
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