【時間がない人向け】記事の3行要約
- Chrome 121ではCSSの更新、Speculation Rules APIの改善が実施
- Element Capture APIのオリジントライアルが開始、特定HTML要素のキャプチャが可能に
- スクロールバーやフォントパレットのカスタマイズ、動画会議アプリでの利用に注目
Chrome 121の新機能と開発者向けの改善点
Chrome 121ではCSSの更新が行われ、スクロールバーの色と幅をカスタマイズできるようになった。[1]
フォントパレットプロパティがアニメーションをサポートし、色付きフォントのパレット間のスムーズな切り替えが可能に。
新たに追加された「::spelling-error」と「::grammar-error」の疑似要素によって、スペルや文法のエラーをカスタマイズできるようになり、より統合された外観でのカスタムスペルチェックが実現された。
また、supports()句を使用することで、サポート条件に基づいたスタイルシートやレイヤーをインポートできるようになり、サポート条件が一致しない場合はインポートされない。
SVGのCSSマスキングが改善され、Chrome 120で導入されたCSSマスクサポートのフォローアップとして、SVGに新たなマスクサポートも追加されているようだ。
Speculation Rules APIとElement Capture APIの進化
Speculation Rules APIはChromeにプリレンダリングすべきページをプログラム的に指示することで、ページナビゲーション時間を短縮しユーザーエクスペリエンスを向上させる。
このAPIにはブラウザがページ内の要素から推測的ローディングのためのURLリストを取得するため、ドキュメントルールが新たにサポートされた。
Element Capture APIはオリジントライアルで利用可能となり、特定のHTML要素をキャプチャして記録することができるように。
このAPIはビデオ会議アプリでサードパーティのアプリケーションをiframeに埋め込む際に、そのiframeをビデオとしてキャプチャしリモート参加者に送信する場合などに有用である。
また、Speculation Rules APIでは、Speculation-Rules HTTPレスポンスヘッダーを使用して推測ルールを指定することも可能になった。
trends編集部「K」の一言
Chrome 121のアップデートは、開発者にとって多くの新しい可能性をもたらすものだ。
特にCSSの更新やAPIの改善は、ウェブアプリケーションのユーザーインターフェイスとパフォーマンスの向上に大きく寄与するだろう。
今後のChromeのバージョンアップでは、これらの新機能を活用した革新的なウェブアプリケーションの登場が期待される。
References
- ^ Chrome for Developers. 「New in Chrome 121 | Blog | Chrome for Developers」. https://developer.chrome.com/blog/new-in-chrome-121?hl=en, (参照 24-01-25).
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