TECHNOLOGY IT NEWS

【提言】AIロボティクスを「使いこなす」社会へ

公開:
CodeCampが提供するDX人材育成が可能なプログラミングやITが学べる公開講座
この記事はプレスリリースです

本記事は、PR TIMESに掲載された企業・団体等のプレスリリースを原文のまま転載しています。記事内容は発表時点の情報です。

発表元
株式会社三菱総合研究所
配信日時
2026年10月19日 14時00分
転載日
2026年10月20日

発表内容については発表元へ、当サイト上の訂正・削除については、当サイトのお問い合わせフォームにご連絡ください。

転載
プレスリリース本文

ロボット・サービスプロバイダーの構築と発展に向けた3つの提言

株式会社三菱総合研究所(代表取締役 社長執行役員:籔田健二、以下 MRI)は、AIロボティクスの社会実装を加速するため、ロボットの開発・供給だけでなく、現場で継続的に「使いこなす」ための仕組みに着目し、ロボット・サービスプロバイダー(RSP)の構築・発展に向けた3つの提言を取りまとめました。

1. 背景

生成AIやAIエージェントの進展と、ロボット、センサーなどの技術の進化により、AIが現実世界を認識・判断し、機械を通じて行動する「フィジカルAI」の社会実装が進み始めています。特に日本では、人口減少を背景とする構造的な人手不足が深刻化しており、MRIの分析では、「生産」「サービス」の分野でAIエージェントやAIロボティクスを実装しても、2040年に約144万人の人手が不足すると推計しています。

政府も「AIロボティクス戦略」を策定し、2040年までに1,000万台規模のAIロボットの導入を目指しています。また、日本成長戦略では、AIロボットに対し、2040年度までに10.5兆円規模の官民投資を行う方向性が示されるなど、技術開発と社会実装を両輪で進める動きが本格化しています。

一方で、AIロボットの普及には、その開発・供給だけでなく、需要側の現場課題と供給側の技術・製品を結び付け、AIロボットの選定・導入から運用・保守、データ活用、継続的な改善までを支える仕組みが必要です。

MRIは、この役割を担う存在として「ロボット・サービスプロバイダー(RSP)」を提案してきました。RSPは、需要側と供給側をつなぎ、AIロボットをサービスとして継続的に活用するための基盤です。ロボット導入時の設計から運用・保守、データ活用までを一体的に支え、AIロボットを継続的に「使いこなす」ための仕組みを形成します。

                                 図表1 ロボット・サービスプロバイダーの概念

三菱総合研究所作成
三菱総合研究所作成

MRIの推計では、RSPを活用してAIロボットの社会実装を拡大することで、2040年には「生産」「サービス」の分野で見込まれる労働力不足の約30%を解消できる可能性があります。

2. 提言の概要

AIロボティクスの社会実装を加速するためには、優れたAIロボットの供給だけでなく、需要側の現場課題と供給側の技術・製品をつなぐ仕組みが重要です。本提言では、RSPに着目し、その構築・発展に向けて、産業界と政府に以下の3点を提言します。

提言1 RSPを「作る」:需要側と供給側をつなぐRSPを新たな産業として育成

RSPは、AIロボットの選定・導入から運用・保守までを一体的に担い、需要側が継続的なサービスとしてAIロボットを利用できる環境を提供します。特に、複数企業の需要を束ねてサービスを提供することは、AIロボット市場の裾野を広げる上で重要です。

製造業・SIerに加え、リース、人材、流通、清掃など、多様なプレイヤーの参入を促進し、「AIロボットを使いこなす」新たなサービス市場の形成を目指します。

提言2 RSPを「支える」:RSPの競争力を決める4つの共通要素の強化

RSPを持続的な事業として成立させるためには、①データ、②基盤モデル、③人材、④安全・セキュリティの4つの共通要素を強化する必要があります。

すでに進められているデータ収集、基盤モデル、安全性評価などの取り組みを活用・発展させながら、RSPを支える基盤整備を進め、継続的な社会実装につなげていくことが求められます。

提言3 RSPを「広げる」:重点分野でのRSPの実践と、成功モデルの業界全体への横展開

建設、インフラ点検、介護・生活の3分野を重点分野とし、それぞれのRSPの具体像を示しました。

まず、産業界が主体となって成功モデルを形成し、その成果を業界全体へ展開することでRSPのスケール化を進めます。

政府には、初期導入、標準化、データ連携、共通基盤などを通じた環境整備が期待されます。

                                     図表2 RSPの構築・発展に向けた3つの提言

三菱総合研究所作成
三菱総合研究所作成

3. 今後に向けて

RSPの構築・発展には、具体化すべき課題があります。事業モデルの確立、データの協調領域と競争領域の整理、業界特化基盤モデルの形成、人材の育成・共有、安全・セキュリティの共通要件や標準化などを進める必要があります。また、限られた専門人材で多数のロボット・顧客を支援できる仕組みへ発展させることも重要です。

MRIは今後、産業界や政府・関係機関との連携を通じ、RSPの事業モデルや共通基盤の具体化を進めるとともに、建設、インフラ点検、介護・生活などの現場を起点として、RSPの社会実装・スケール化に向けた検討を深めます。

AIロボティクスの競争力は、AIロボットそのものの性能だけで決まるものではありません。重要なのは「作る」「使う」「学習する」「広げる」循環を形成し、現場で得られたデータや知見をAIロボットやサービスの高度化につなげ、その成果をさらに多くの現場へ展開していくことです。MRIは、RSPをその循環を支える主体へと発展させ、人とAIロボットがそれぞれの強みを活かして協調する社会の実現を目指します。

レポート全文

AIロボティクスを「使いこなす」社会へ

プレスリリース転載ここまで
ブログに戻る

コメントを残す

コメントは公開前に承認される必要があることにご注意ください。

企業・法人向けのIT・プログラミング・生成AI研修を探す、比較する - IT・プログラミングを知って学べるコネクトメディア CodeCampが提供するDX人材育成が可能なプログラミングやITが学べる公開講座 - IT・プログラミングを知って学べるコネクトメディア コードキャンプが提供する無料で学べるプログラミングスクール講座 - IT・プログラミングを知って学べるコネクトメディア コードキャンプDX人材育成研修 - IT・プログラミングを知って学べるコネクトメディア 3.5日の研修で、年間1,600時間の削減効果が見込まれる。東京きらぼしフィナンシャルグループのDX人材育成事例 - IT・プログラミングを知って学べるコネクトメディア 配属3ヶ月で30%の生産性向上を実現するいよぎんコンピュータサービスの新人研修に迫る - IT・プログラミングを知って学べるコネクトメディア 金融業界の業務効率化を加速するニッセイアセットマネジメントの生成AI×GAS活用研修事例 - IT・プログラミングを知って学べるコネクトメディア 【製造業のDX人材育成事例】デジタル人材の即戦力化を実現する、日本ガイシ株式会社の異動者向オンボーディング研修 - ITやプログラミングを知って学べるコネクトメディア フューチャーアーキテクト株式会社が実現した新入社員向けIT研修プログラムでタスクフォース制度が主体的な学びと成長を生み出す - IT・プログラミングを知って学べるコネクトメディア コードキャンプDX人材育成研修 - IT・プログラミングを知って学べるコネクトメディア コードキャンプIT・プログラミング研修事例/【IT新入社員研修】オンラインとオフラインの最適バランスを実現したFutureOneの導入事例 - IT・プログラミングを知って学べるコネクトメディア コードキャンプIT・プログラミング研修事例/【新入社員研修】柔軟なハイブリッド型Java研修で実現した新卒20名の成長と成果|サークレイス株式会社 - ITやプログラミングを知って学べるコネクトメディア コードキャンプIT・プログラミング研修事例/現場により近いところにデジタルを根付かせるDX基礎講座研修|株式会社ブリヂストン - ITやプログラミングを知って学べるコネクトメディア コードキャンプIT・プログラミング研修事例/業務の効率化・DX推進に向けたIT人材育成への第一歩|株式会社カナエ - ITやプログラミングを知って学べるコネクトメディア 企業・法人向けのIT・プログラミング研修 - ITやプログラミングを知って学べるコネクトメディア

What's New

新着記事

対象者別で探す

子供(小学生・中学生・高校生)向け
プログラミング教室検索する

子供(小学生・中学生・高校生)がロボットやプログラミング言語を学ぶことができるオフラインからオンラインスクールを検索、比較することが可能です。

子供(小学生・中学生・高校生)
プログラミング教室検索する

ITやプログラムなどの
最新情報を検索する

日々、新しいITやプログラミング言語の情報が流れていきますが、特定の情報を時系列でニュースやコラムを確認することができます。

ITやプログラムなどの
最新情報を検索する