KREAとは
「KREA」はテキスト入力や手描きのイラストから高品質な画像をリアルタイムで生成できるAIツールです。生成したい画像のテキストを入力するだけで美しい画像を作成できるのが特徴。特に手描きのイラストをキャンバスに描くだけで、その絵を高品質な画像に変換できるのが魅力です。
KREAの主な機能は下記の通りです。
- テキストから画像生成: テキストから画像を生成する「Text to Image」機能。
- リアルタイム画像生成: 手描きの絵を画像に変換する「Image to Image」機能。
- 画質向上: 画像の解像度を上げたり画質を修正できる「Upscale」機能。
また、使いやすいユーザーインターフェースを持ち、簡単に利用できるのがおすすめポイントです。
Kreaは無料プランから利用可能で、プロのクリエイターから初心者まで幅広いユーザーが利用可能。これにより誰でも簡単に高品質な画像を生成できます。
Kreaの料金プラン
Kreaの料金プランは下記の通りです。[1]
プラン | 月額料金 | 内容 |
---|---|---|
無料 | 無料 |
|
基本 | 10ドル |
|
プロ | 35ドル |
|
マックス | 60ドル |
|
KREAは商用利用できるのか
KREAの商用利用は「Pro」プランのみ可能のようです。公式ページで言及されているページが見当たらなかったので、公式のDiscordへアクセスして調べてみたところ、下記の投稿を見つけました。
Discordより
また、「ユーザーがKREAのポリシーや制限・著作を厳守する場合、作成したコンテンツを商業化することを許可する場合がある」とのコメントも見られました。
Discordより
明確な正解がわからない状態なので、現状だとPROプラン以降のユーザー以外は商用利用できないと認識しておいた方がよさそうです。
KREAの使い方
はじめにKREAの公式ページへアクセスします。
KREAのURL:https://www.krea.ai/home
KREAより
トップページの右上にある「Sign UP」をクリックします。
KREAより
Googleアカウントかメールアドレスで登録できる画面が表示されるので、任意の方法で登録作業を進めます。
KREAより
アカウント登録が終わると上記画面が表示されます。KREAには主に3種類の機能があります。
・Realtime:テキストや画像から新たな画像を生成
・Enhancer:画像の品質向上
・Video:テキストや画像から動画を生成
各機能について詳しく解説します。
テキストから画像を生成する方法
まずは画面左にある「Realtime」をクリックし、表画面の左上にある「Text2Img」をクリックします。
KREAより
画面下部にプロンプトの入力欄があるので、任意のプロンプトを入力してください。日本語だと意図した画像が表示されなかったので、英語での入力がおすすめです。
今回は下記のプロンプトを実行しました。
Children playing at the beach under a bright blue sky. The scene includes several kids building sandcastles, others splashing in the shallow water, and some chasing each other with laughter. The beach is filled with colorful umbrellas and beach towels, while seagulls fly overhead. In the background, gentle waves crash onto the shore, and a few sailboats can be seen in the distance. The overall atmosphere is joyful and vibrant, capturing the essence of a sunny day filled with fun and play.
日本語
子供たちが青空の下で海辺で遊んでいます。シーンには砂の城を作っている子供たち、浅瀬で水をはねかけ合う子供たち、そして笑い声を上げながら追いかけっこをしている子供たちが含まれています。ビーチにはカラフルなパラソルやビーチタオルが広がっており、頭上にはカモメが飛び交っています。背景には穏やかな波が岸に打ち寄せ、数隻のヨットが見えます。全体的な雰囲気は楽しく活気に満ちており、晴れた日の楽しい遊びのひとときを捉えています。
KREAより
するとプロンプト通り、子どもたちが海で遊んでいる画像が生成されました。画面右のサイドバーにはPhotoやCGI、Cartoon(漫画)などの選択肢があり、選んだテイストの画像を生成できます。
KREAより
たとえばCartoonをクリックすると、上記のようにアニメ調の画像へ変わります。
KREAより
プロンプト入力欄の右側にあるアイコンは下記の機能を備えています。
・valiation:同じプロンプトで異なる画像を再生成する
・Random prompt:お任せでプロンプトを作ってもらう
画像を高画質化できる
KREAより
編集画面の右下にある「Quick Enhance」をクリックすると、作成した画像を高画質化できます。実際に使ったところ、512pxだった画像が1024pxへ変わっていました。
作成した画像は「Quick Enhance」アイコンの下部にあるダウンロードアイコンから入手できます。
Img2Imgで手書きから新たな画像を作る
編集画面の右上にある「Img2Img」をクリックしてください。
KREAより
すると画像の編集画面が表示されます。初期に設定されている画像は必要ないため、画面左下にあるごみ箱のアイコンをクリックして削除しましょう。
KREAより
Img2Img機能の一番のポイントは、画面上部にある「AI Strangth」です。
「AI Strangth」のノズルを左に寄せるほど自身の手書きに寄った品質になり、右に寄せるほどプロンプトの影響が強くなります。
編集画面のレイアウトは下記の通りです。
・画面右:手書き用キャンバス
・画面下部:プロンプト入力欄
・画面左:プロンプトと手書きのプレビュー画面
・画面左のサイドバー:手書きするための機能一覧
KREAより
たとえばプロンプト入力欄へ「Flower」と記載し、手書き機能のペイントブラシで上記のように書くとリアルな花の画像を作成できます。
Enhancer機能で画像を高品質化する方法
KREAより
トップ画面に戻り、画面中央にある「Enhancer」をクリックします。
KREAより
上記画面が表示されるので、高品質化したい画像をドラッグ&ドロップしましょう。画面左にはKREA内で生成した画像が表示されているので、それを編集することも可能です。
KREAより
画像のアップロードが成功すると上記のような画面になります。「Upscaling Factor」は解像度を指定できます。たとえば2xを選ぶと2倍の画素数で新たな画像が生成されます。
KREAより
Settings欄をクリックすると、編集内容を指定できるプロンプト欄や編集過程で入れたくない要素を指定できるネガティブプロンプトを指定することが可能です。
最後に「Enhance」ボタンを押すことで編集を実行します。
KREAより
すると編集前と後の比較画面が表示されます。編集前に比べてリアルな画像に仕上がっていますね。編集画像に問題がなければ、画面下のダウンロードアイコンから入手できます。
画像を動画化する方法
KREAより
トップ画面の右にある「Video」欄をクリックすると上記画面が表示されるので、「Start」をクリックして下さい。
KREAより
画面下にある「Open App」をクリックします。
KREAより
すると動画の作成画面が表示されます。赤枠内へ複数の画像を指定することで、ひとつの動画を生成できます。
デフォルトで指定されている画像は必要ないので、画像へカーソルを当てると表示されるごみ箱アイコンをクリックして削除しましょう。
KREAより
デフォルトの画像を削除すると「Add Keyframe」と表示されます。ここをクリックすると画像のアップロード画面が表示されます。
KREAより
上記画面の赤矢印内に動画化したい画像をドラッグ&ドロップします。また、KREA内で生成した画像も表示されるので、その中から使用することも可能です。
KREAより
作りたい動画の秒数に合わせて指定する画像の枚数が変わります。たとえば上記のように4枚の画像を指定すると、約2秒間の動画を生成できます。
最後に「Generate Video」ボタンをクリックして実行しましょう。作成できた動画は下記の通りです。
References
- ^ KREA. 「KREA Plans」. https://www.krea.ai/pricing, (参照 2024-06-07).
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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