【Python】fileの読み込み方法を簡単に解説

【Python】fileの読み込み方法を簡単に解説

公開: 更新:


Pythonでファイル(file)を読み込む方法

Pythonでファイルを読み込むには、open()関数を使用します。open()関数はファイルオブジェクトを返し、これを使って様々な読み込み操作が可能になります。ファイルを開く際には、ファイルパスとモードを指定することが重要です。

open()関数の第一引数にはファイルパス、第二引数にはモードを指定します。読み込みモードには'r'(読み込み専用)を使用し、テキストファイルのエンコーディングを指定する場合はencodingパラメータを追加します。

【サンプルコード】
# ファイルを開いて内容を読み込む
file_path = 'example.txt'
with open(file_path, 'r', encoding='utf-8') as file:
    content = file.read()
    print(content)

with open(...) as file:はファイル操作後、自動的にファイルを閉じるための構文でclose処理が不要になります。file.read()はファイルの内容全体を文字列として読み込みます。

encoding='utf-8'は、UTF-8エンコーディングでファイルを開くことを指定しています。日本語を含むファイルを扱う際は重要であり、ファイルが存在しない場合はFileNotFoundErrorが発生します。ファイルパスは相対パス、絶対パスのどちらでも指定可能です。


Python基礎・実践(Django)

企業・法人向けのPython研修では、基礎から応用まで体系的に学べます。

Python研修の詳細

DX社員研修

企業・法人向けのDX研修では、実務に繋がるリスキリングでITレベルを向上させます。

DX研修の詳細

Javaエンジニア育成研修

企業・法人向けのJavaエンジニア育成研修では、Javaの基礎から応用まで確実に習得できます。

Java研修の詳細

新卒・新入社員向け研修

企業・法人に新入社員・新卒社員に向けたプログラミング研修を提供しています。

新入社員研修の詳細

コードキャンプのIT研修を全て見る

Pythonでファイル(file)を行ごとに読み込む方法

ファイルの内容を行ごとに読み込むには、readline()メソッドreadlines()メソッド、またはファイルオブジェクトを直接イテレートする方法があります。readline()は1行ずつ読み込み、readlines()はファイル全体を行のリストとして読み込みます。

大きなファイルを扱う場合、メモリ効率の観点から、ファイルオブジェクトを直接イテレートする方法が推奨されます。この方法では、ファイル全体を一度にメモリに読み込まず、1行ずつ効率的に処理できます。

【サンプルコード】
# ファイルを行ごとに読み込む
file_path = 'example.txt'
with open(file_path, 'r', encoding='utf-8') as file:
    for line in file:
        print(line.strip())  # 改行を除去して出力

for line in file:でファイルオブジェクトを直接イテレートすると、ファイルの内容が1行ずつ変数lineに読み込まれます。line.strip()は、各行の先頭と末尾にある空白文字(改行文字を含む)を削除します。

readline()を使う場合は、whileループと組み合わせてEOF(End of File)まで読み込む処理を記述します。readlines()を使うと、各行を要素とするリストが返されますが、大きなファイルの場合はメモリを大量に消費する可能性があるので注意しましょう。

Pythonで特定のデータ形式のファイル(file)を読み込む方法

CSVファイルやJSONファイルなど、特定のデータ形式のファイルを読み込む場合、Pythonの標準ライブラリを活用します。CSVファイルの場合はcsvモジュールを、JSONファイルの場合はjsonモジュールを使用することで、効率的にデータを扱うことができます。

これらのモジュールを使用することで、データの構造を保ったまま読み込みが可能になる上に、データの解析や加工も容易になるため、データ処理タスクの効率が大幅に向上します。

【サンプルコード】
import csv
import json

# CSVファイルの読み込み
with open('data.csv', 'r', newline='', encoding='utf-8') as csvfile:
    reader = csv.reader(csvfile)
    for row in reader:
        print(row)

# JSONファイルの読み込み
with open('data.json', 'r', encoding='utf-8') as jsonfile:
    data = json.load(jsonfile)
    print(data)

CSVファイルの読み込みでは、csv.reader(csvfile)でCSVファイルを読み込むためのリーダーオブジェクトを作成します。for row in reader:で各行をリストとして取得できます。newline=''は改行コードの扱いの差異による問題を避けるための指定で、特にWindows環境で重要です。

JSONファイルの読み込みでは、json.load(jsonfile)でJSONファイルの内容を読み込み、Pythonの辞書やリストなどのオブジェクトに変換します。JSONファイルが不正な形式の場合、json.JSONDecodeErrorが発生します。

CSV・JSONファイル共に、ファイルの内容や構造に応じて適切な処理を行う必要があるので、この点は頭の片隅に入れておきましょう。

※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。

ITやプログラミングに関するコラム


ITやプログラミングに関するニュース

ブログに戻る

コメントを残す

コメントは公開前に承認される必要があることにご注意ください。

コードキャンプDX人材育成研修 - IT・プログラミングを知って学べるコネクトメディア フューチャーアーキテクト株式会社が実現した新入社員向けIT研修プログラムでタスクフォース制度が主体的な学びと成長を生み出す - IT・プログラミングを知って学べるコネクトメディア コードキャンプDX人材育成研修 - IT・プログラミングを知って学べるコネクトメディア コードキャンプIT・プログラミング研修事例/【IT新入社員研修】オンラインとオフラインの最適バランスを実現したFutureOneの導入事例 - IT・プログラミングを知って学べるコネクトメディア コードキャンプIT・プログラミング研修事例/【新入社員研修】柔軟なハイブリッド型Java研修で実現した新卒20名の成長と成果|サークレイス株式会社 - ITやプログラミングを知って学べるコネクトメディア コードキャンプIT・プログラミング研修事例/現場により近いところにデジタルを根付かせるDX基礎講座研修|株式会社ブリヂストン - ITやプログラミングを知って学べるコネクトメディア コードキャンプIT・プログラミング研修事例/業務の効率化・DX推進に向けたIT人材育成への第一歩|株式会社カナエ - ITやプログラミングを知って学べるコネクトメディア 企業・法人向けのIT・プログラミング研修 - ITやプログラミングを知って学べるコネクトメディア

新着記事

対象者別で探す

子供(小学生・中学生・高校生)向け
プログラミング教室検索する

子供(小学生・中学生・高校生)がロボットやプログラミング言語を学ぶことができるオフラインからオンラインスクールを検索、比較することが可能です。

子供(小学生・中学生・高校生)
プログラミング教室検索する

ITやプログラムなどの
最新情報を検索する

日々、新しいITやプログラミング言語の情報が流れていきますが、特定の情報を時系列でニュースやコラムを確認することができます。

ITやプログラムなどの
最新情報を検索する