
【Python】2次元配列を空で宣言し値を追加する基本的な方法
公開: 更新:Pythonで2次元配列を空で宣言する基本的な方法
【サンプルコード】
empty_matrix = [[] for _ in range(3)]
print(empty_matrix)
【実行結果】
[[], [], []]
上記のPythonのサンプルコードでは、empty_matrix
という変数を用いて2次元配列を作成しています。
「[[] for _ in range(3)]
」という表現を使って、3行からなる空の2次元配列を初期化しています。
上記のコードの「_
」は、繰り返し処理で使用する変数の名前ですが、ここではその値を使用しないため「_
」としています。
range(3)
は、0から2までの数値を生成する関数です。
つまり、この行は「3回繰り返して空のリスト([]
)を作成する」という意味になります。
結果として、empty_matrix
は「[[], [], []]
」という3つの空リストを要素とするリストになります。
これは2次元配列の基本形であり、各リストは2次元配列の「行」を表しています。この方法で作成された2次元配列は、後から値を追加して具体的なデータを格納することが可能です。
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2次元配列に値を追加する方法
【サンプルコード】
empty_matrix[0].append(1)
empty_matrix[1].append(2)
empty_matrix[2].append(3)
print(empty_matrix)
【実行結果】
[[1], [2], [3]]
ここでは、先ほど作成した空の2次元配列empty_matrix
に値を追加しています。
empty_matrix[0].append(1)
というコードで、配列の最初の行(empty_matrix[0]
)に「1」を追加しています。
同様に、empty_matrix[1].append(2)
とempty_matrix[2].append(3)
で、2行目と3行目にそれぞれ「2」と「3」を追加しています。
append()
関数はリストの最後に新しい要素を追加するための関数です。
結果として、empty_matrix
は「[[1], [2], [3]]
」という値を持つようになります。
このように2次元配列に値を追加することで、具体的なデータを持った配列を作成することができます。
2次元配列の操作と応用
【サンプルコード】
for row in empty_matrix:
print("Row:", row)
【実行結果】
Row: [1]
Row: [2]
Row: [3]
上記のサンプルコードでは、for
ループを使って2次元配列empty_matrix
の各行を順に処理しています。
for row in empty_matrix:
という行では、empty_matrix
の各要素(行)をrow
という変数に代入してループを行っています。
print("Row:", row)
は、ループの各反復でrow
変数の値を出力しています。
上記のコードを実行すると、2次元配列の各行が「Row: [値]」の形式で出力されます。
このようにfor
ループを使用することで、2次元配列の各行を簡単に処理することができます。
2次元配列の操作には他にも様々な方法があり、データの検索、更新、ソートなど多岐にわたり応用されています。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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