504エラー(Gateway Timeout)とは
504エラーはHTTPステータスコードの一種です。サーバー間の通信において、ゲートウェイまたはプロキシサーバーが上位サーバーからのレスポンスを待機している間に、タイムアウトが発生したことを示すエラーです。英名では「Gateway Timeout」と呼ばれ、クライアントとオリジンサーバーの間に位置する中継サーバーが、規定時間内に応答を受け取れなかった際に返されます。
このエラーは502エラーとは異なり、上位サーバーとの接続自体は確立されています。応答が遅延している状況で発生する為、サーバー側の処理負荷やネットワーク遅延が主な原因となります。ウェブアプリケーションでは、データベースクエリの実行時間超過やAPI呼び出しの遅延などによって、ユーザーがこのエラーに遭遇するケースが多く見られます。
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504エラーが発生する具体的な原因
504エラーの一般的な原因は、バックエンドサーバーの処理能力を超えるリクエストが集中し、個々のリクエスト処理に時間がかかりすぎることです。例えば、大量のデータを扱う検索クエリや複雑な計算処理を伴うAPIリクエストでは、オリジンサーバーが結果を返すまでに60秒以上かかり、プロキシサーバーのタイムアウト設定を超えてしまいます。
| 原因の種類 | 具体的な状況 |
|---|---|
| サーバー負荷 | CPUやメモリの使用率が高い |
| データベース遅延 | クエリ実行に時間がかかる |
| ネットワーク問題 | サーバー間の通信が遅い |
| 外部API遅延 | サードパーティの応答待ち |
また、ファイアウォールやロードバランサーの設定ミスによって、正常なトラフィックが意図せずブロックされたり、遅延したりすることも504エラーの要因となります。特にクラウド環境だと、リージョン間通信のレイテンシーやセキュリティグループの設定不備が、問題を引き起こすことがあります。
Nginxでの504エラー対処方法
Nginxをリバースプロキシとして使用している場合、nginx.confファイル内のタイムアウト設定を調整することで、504エラーを回避できます。プロキシタイムアウトのデフォルト値は60秒ですが、処理に時間がかかるアプリケーションでは、この値を延長する必要があるでしょう。
http {
proxy_connect_timeout 300;
proxy_send_timeout 300;
proxy_read_timeout 300;
send_timeout 300;
}
server {
location / {
proxy_pass http://backend_server;
proxy_read_timeout 600s;
}
}
上記の設定例では、proxy_read_timeoutを600秒に設定することで、バックエンドサーバーからのレスポンス待機時間を10分まで延長しています。ただし、タイムアウト値を無制限に大きくするとリソースの無駄遣いにつながるため、アプリケーションの処理時間を計測した上で適切な値を設定することが重要です。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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