スプレッドシートのF.DIST.RT関数とは
F.DIST.RT関数は、指定したx値を使用して2つのデータセットのF分布の右側確率を計算する統計関数です。フィッシャー・スネデカー分布またはスネデカーのF分布とも呼ばれ、データのばらつきの度合いを分析する際に使用されます。
この関数は主に2つの母集団の分散が等しいかどうかを検定する場面で活用されます。F分布は連続確率分布の一種であり、統計的仮説検定における重要な役割を果たしています。
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F.DIST.RT関数の基本的な構文と引数
F.DIST.RT関数の構文は「F.DIST.RT(x, degrees_freedom1, degrees_freedom2)」となっており、3つの引数が必要です。第一引数のxは評価したい入力値であり、F確率分布関数に代入する正の数値でなければなりません。
=F.DIST.RT(15.35, 7, 6)
degrees_freedom1は自由度の分子を表し、degrees_freedom2は自由度の分母を表します。両方の引数は1より大きく、10の10乗を超えない値である必要があり、非整数が入力された場合は自動的に整数に切り捨てられます。
F.DIST.RT関数の実際の適用例と計算結果
大学Aと大学Bの工学部学生が週に勉強する時間のデータの変動性が異なるかを判定する例があります。x値として15.35、degrees_freedom1として7、degrees_freedom2として6を使用してF分布曲線を評価できます。
=F.DIST.RT(A2, B2, C2)
この関数はFDIST関数と同義であり、左側確率を計算するF.DIST関数とは対照的な機能を提供します。セル参照を使用した場合、動的な計算が可能となり、データ分析の効率性が向上します。
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