スプレッドシートのPERCENTILE関数とは
PERCENTILE関数は、データセット内の特定のパーセンタイルにおける値を計算して返すGoogleスプレッドシートの統計関数です。この関数は値間を補間してパーセンタイル値を算出するため、返される値は必ずしも元のデータセットに含まれる値ではありません。
パーセンタイルとは、データを昇順に並べた時に、全体の何パーセントの位置にある値かを示す統計的な指標となります。例えば、70パーセンタイルは全データの70%が該当値以下であることを意味するのです。
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PERCENTILE関数の基本的な書式
PERCENTILE関数は「data」と「percentile」の2つの引数を指定して使用する統計関数です。第1引数のdataには計算対象となる配列や範囲を、第2引数のpercentileには求めたいパーセンタイル値を0から1の間の数値で指定します。
PERCENTILE(A2:A100,0.75)
上記のサンプルコードでは、A2からA100の範囲に含まれるデータの75パーセンタイル値を算出しています。percentile引数は0.75と指定されており、これは全データの75%の位置にある値を求めることを表現しています。
関数の戻り値は浮動小数点数として出力され、データの分布状況や傾向を分析する際の重要な統計指標として活用されます。特に大量のデータセットにおいて、平均値だけでは把握できない詳細な分布特性を理解するために使用するのです。
PERCENTILE関数と他の統計関数との関連性
PERCENTILE関数で50パーセンタイル(0.5)を指定した場合、MEDIAN関数と同じ結果を取得できます。これは50パーセンタイルが中央値と同じ概念であるためで、データセットの中間点を示すからです。
PERCENTILE(A1:A10,0.5)
MEDIAN(A1:A10)
関連する統計関数として、QUARTILE関数は25・50・75パーセンタイルの値を求める際に使用される機能です。また、PERCENTRANK関数はPERCENTILE関数の逆の処理を行い、特定の値が全体の何パーセンタイルに位置するかを算出できます。
RANK関数やSMALL関数、LARGE関数なども同様にデータの順位や分布を分析する統計関数群として分類されています。これらの関数を組み合わせることで、データセットの多角的な統計分析を実施することが可能になるのです。
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