スプレッドシートのMEDIAN関数とは
MEDIAN関数は数値データセットの中央値を計算するためのスプレッドシート関数です。この関数は統計解析において重要な役割を果たし、データの中心的な傾向を把握するために使用されています。
中央値とは数値データを昇順に並べた際の中央に位置する値のことで、データの偏りに影響されにくい特性があります。MEDIAN関数はvalue1とvalue2などの引数を受け取り、最大30個の引数を処理できる仕様となっています。
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基本的な構文とパラメータ仕様
MEDIAN関数の基本構文はMEDIAN(value1, [value2, ...])で表記されます。第一引数のvalue1は必須パラメータで、第二引数以降のvalue2は省略可能なオプションパラメータです。
MEDIAN(A2:A100,B2:B100,4,26)
MEDIAN(1,2,3,4,5,C6:C20)
各パラメータには単一の数値だけでなく、セル範囲も指定できる特性があります。関数内で指定されたテキストデータは自動的に無視され、数値データのみが計算対象となる仕組みです。
データセット処理と中央値計算ロジック
奇数個のデータが存在する場合、MEDIAN関数は中央に位置する値をそのまま返します。偶数個のデータが存在する場合は、中央2つの値の平均値を自動的に補間計算して結果を出力する仕組みです。
=MEDIAN(10,20,30,40,50) // 結果: 30
=MEDIAN(10,20,30,40) // 結果: 25
MEDIAN関数はデータセットの中心値を求める機能で、平均値を計算するAVERAGE関数とは異なる統計指標です。この関数は外れ値の影響を受けにくく、データ分析において頑健性の高い中心傾向測定手法として活用されています。
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