スプレッドシートのLN関数とは
LN関数は、オイラー数eを底とする数値の対数を計算するGoogleスプレッドシートの数学関数です。この関数は自然対数とも呼ばれ、数学や工学における指数関数の逆演算として重要な役割を果たしています。
LN関数の構文はLN(値)
という非常にシンプルな形式で記述されます。入力値は必ず正の数である必要があり、負の数やゼロを入力するとエラーが発生します。
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LN関数の基本的な記述方法
LN関数を実際のセルで使用する際は、等号から始まる数式として入力する必要があります。最も基本的な使用例として、数値100の自然対数を求める場合の記述方法を確認できます。
=LN(100)
セル参照を使用した計算も可能で、A2セルに格納された数値の自然対数を求める場合は上記のような記述になります。この方法により、複数のセルに対して一括で自然対数計算を適用することが可能です。
関数内で計算式を組み合わせることも可能で、例えば複数の数値の積や商の自然対数を直接求められます。これにより、複雑な数学的計算を効率的に処理できるのが特徴です。
LN関数と他の対数関数との違い
LN関数はLOG関数で底をe(オイラー数)に指定した場合と等価の計算結果を返します。つまり=LN(値)
と=LOG(値, EXP(1))
は同じ結果を出力する関係にあります。
=LN(50)
=LOG(50, EXP(1))
LOG10関数が常用対数(底が10)を計算するのに対し、LN関数は自然対数(底がe)を扱います。自然対数は微分積分学において重要な意味を持つため、科学計算や統計解析で頻繁に使用されるのです。
LN関数はEXP関数の逆関数としても機能し、LN(EXP(x))=xという関係が成立します。この性質を利用することで、指数関数と対数関数を組み合わせた高度な数学計算が実現可能になります。
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