スプレッドシートのDELTA関数とは
DELTA関数はGoogleスプレッドシートのエンジニアリング関数として分類される数値比較機能で、英名ではエンジニアリング・ファンクションと言われています。この関数は2つの数値を比較して完全に一致した場合に1を返し、一致しなかった場合には0を返すシンプルな仕組みが特徴です。
DELTA関数の基本構文は「DELTA(数値1, [数値2])」で表現され、第1引数は必須パラメータ、第2引数は省略可能となっています。第2引数を省略した場合は自動的に0との比較が実行される仕様になっており、空白セルも0として認識される点が重要な特徴といえるでしょう。
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基本構文と引数の詳細仕様
DELTA関数の第1引数である「number1」は比較対象となる最初の数値を指定し、必須パラメータとして設定されている項目です。第2引数の「number2」はオプション引数として設定されており、省略時にはデフォルト値の0が自動的に適用される設計になっています。
=DELTA(A1, B1)
=DELTA(5, 5)
=DELTA(A2)
関数内で比較される数値は整数、小数、負の数値すべてに対応しており、日付や時間も内部的には数値として処理される仕組みです。ただし文字列や論理値の比較には対応していないため、テキストデータを比較する場合はEQ関数を使用する必要があります。
実践的な使用例とARRAYFORMULA連携
実際の業務シーンでは商品の見積価格比較や在庫数量の照合作業においてDELTA関数が効果的に機能します。複数行にわたってデータ比較を行う場合は、ARRAYFORMULA関数と組み合わせることで一括処理が可能になるでしょう。
=ARRAYFORMULA(DELTA(A2:A10, B2:B10))
=SUMPRODUCT(DELTA(C2:C10, D2:D10))
DELTA関数はIF関数と組み合わせることで条件分岐処理にも応用でき、データ検証や品質管理業務で威力を発揮します。SUMPRODUCTと連携すれば一致データの件数カウントも簡単に実現でき、レポート作成時の集計処理にも役立つ機能です。
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