スプレッドシートのARRAYFORMULA関数とは
ARRAYFORMULA関数は、配列数式から返された値を複数の行や列にまとめて表示する機能を提供します。この関数により、通常は配列に対応していない関数でも配列データを効率的に処理できるようになります。
ARRAYFORMULA関数の基本構文はARRAYFORMULA(配列数式)
という形式で記述します。引数の配列数式には、範囲、複数の範囲を使用した数式、または複数のセルを返す関数を指定できます。
【PR】プログラミングや生成AIを無料で学べる「コードキャンプフリー」
条件付き合計処理での活用方法
条件に基づいた合計処理では、IF関数とSUM関数を組み合わせて特定の条件を満たすデータのみを集計できます。例えば、A1からA10の範囲で5より大きい値のみを合計する場合に使用されています。
=ARRAYFORMULA(SUM(IF(A1:A10>5, A1:A10, 0)))
この数式では、A1からA10の各セルが5より大きいかどうかを判定し、条件を満たす場合はその値を、満たさない場合は0を返します。最終的にSUM関数がこれらの値を合計して単一の結果を出力します。
複数範囲の同時計算処理方法
複数の範囲を対象とした加算処理では、同じサイズの範囲同士を直接計算できます。A1からC1の範囲とA2からC2の範囲を対応する位置で加算する際に活用されています。
=ARRAYFORMULA(A1:C1+A2:C2)
この数式はA1とA2、B1とB2、C1とC2をそれぞれ加算し、結果を横一列に表示します。Ctrl+Shift+Enterを押すことで、編集中の数式の先頭に自動的にARRAYFORMULAが追加されます。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
ITやプログラミングに関するコラム
- Canvaとは?使い方やアカウント登録などを初心者向けに解説
- git configで設定情報を確認・表示する方法
- 「Pythonはやめとけ」と言われる理由と学習するメリット
- Ubuntuのversionを確認する方法
- Geminiで画像を生成する方法|ChatGPTとの比較結果も紹介