スプレッドシートのFINDB関数とは
FINDB関数はGoogle スプレッドシートのテキスト関数の一種で、指定した文字列が対象テキスト内で最初に見つかった位置を数値で返します。この関数の特徴は全角文字を2文字として数える点で、日本語・中国語・韓国語などのダブルバイト文字セットの処理に適しています。
基本構文はFINDB(検索文字列, 検索対象のテキスト, [開始位置])となっており、3つのパラメータで構成されます。通常のFIND関数との主な違いは文字カウント方式にあり、FINDB関数では全角文字を2バイトとして計算するため、より正確な位置情報を得られます。
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検索文字列と開始位置の指定方法
第1パラメータの検索文字列には、対象テキスト内で検索したい文字や文字列を指定し、完全一致の条件で検索が実行されます。第2パラメータには検索対象となるテキストデータを入力し、セル参照や直接的な文字列の両方を利用できます。
FINDB("新", "农历新年", 2)第3パラメータの開始位置はオプションパラメータで、検索を開始する文字位置を数値で指定できます。この値を省略した場合、デフォルトで1が設定され、テキストの最初から検索が始まります。
エラー処理とダブルバイト対応の特徴
検索文字列が対象テキスト内に存在しない場合、FINDB関数は#VALUE!エラーを返すため、IFERROR関数との組み合わせが推奨されます。また、引数の順序を間違えると同様のエラーが発生するため、検索文字列と検索対象テキストの順序に注意が必要です。
=IFERROR(FINDB("検索文字", A1), "見つかりません")FINDB関数は日本語、中国語（簡体字・繁体字）、韓国語などのダブルバイト文字セットに最適化されており、全角文字を正確に処理できます。通常の文字セットの場合はFIND関数を使用し、ダブルバイト文字を含むテキストの場合はFINDB関数を選択することが適切な使い分けとなります。
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