スプレッドシートのSUMIF関数とは
スプレッドシートのSUMIF関数は指定した範囲内で特定の条件に合致するセルの値を合計する数学関数です。条件に応じた範囲の条件付き合計を返す機能を持ち、膨大なデータから必要な部分だけを抽出して計算できます。
SUMIF関数の基本構文はSUMIF(範囲, 条件, 合計範囲)の形式で記述し、第三引数の合計範囲は省略可能となっています。条件範囲と合計範囲を分けることで、より柔軟なデータ集計が実現でき、ビジネスシーンでの売上分析や在庫管理において威力を発揮する関数です。
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数値データに対する条件指定方法
数値データを対象とする場合、SUMIF関数では等号や不等号を用いた多様な条件指定が可能となっています。条件には数値そのものまたは演算子を含む文字列を指定でき、">20"のような比較演算子付きの条件で特定の閾値を超える値のみを合計できます。
=SUMIF(A1:A10,">20")
条件文字列には等号(=)、大なり(>)、小なり(<)の各演算子を使用でき、数値の前に付けることで様々な条件指定が実現します。例えば売上データから特定金額以上の取引だけを抽出して合計する場合、この条件指定方法により効率的な集計作業が行えるでしょう。
テキストデータでのワイルドカード活用
テキストデータを条件とする場合、SUMIF関数ではワイルドカード文字を活用したパターンマッチングによる柔軟な検索が実行できます。疑問符(?)は任意の1文字、アスタリスク(*)は0文字以上の任意の文字列にマッチし、部分的な文字列の一致による条件指定を実現しています。
=SUMIF(A1:A10,"Paid",B1:B10)
実際の疑問符やアスタリスクを検索条件として使用する場合は、チルダ(~)を前置することでエスケープ処理を行う必要があります。この機能により商品名の一部分や取引先名の頭文字など、曖昧な条件でのデータ抽出と集計が効率的に実行できるのです。
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