スプレッドシートのISEVEN関数とは
ISEVEN関数は、指定した数値が偶数であるかどうかを判定するGoogleスプレッドシートの組み込み関数です。この関数はvalue(値)が偶数の整数または偶数の整数を含むセル参照の場合にTRUEを返し、それ以外の場合はFALSEを返します。
ISEVEN関数は数学カテゴリに分類される論理判定関数で、主にデータ分析や条件分岐処理において活用されています。この関数は特にIF関数と組み合わせた条件文での使用が最も一般的とされており、数値データの分類や整理に重要な役割を果たしています。
【PR】プログラミングや生成AIを無料で学べる「コードキャンプフリー」
ISEVEN関数の基本的な構文と使用例
ISEVEN関数の構文はISEVEN(value)
の形式で、valueパラメータには偶数判定を行いたい数値または数値を含むセル参照を指定します。具体的な使用例として、ISEVEN(4)は4が偶数であるためTRUEを返し、ISEVEN(A2)はA2セルの値が偶数の場合にTRUEを返します。
=ISEVEN(4)
=ISEVEN(A2)
=ISEVEN(B1*2)
関数の戻り値はブール型(論理値)であり、偶数の場合はTRUE、奇数や非数値の場合はFALSEが返されます。セル参照を使用する場合、参照先のセルが空白や文字列の場合でも関数はエラーを返さずFALSEを出力するため、データの整合性を保った処理が可能です。
ISEVEN関数は負の偶数に対しても正しく動作し、例えば-2や-4などの負の偶数に対してもTRUEを返します。小数点を含む数値の場合、小数部分は無視され整数部分のみが偶数判定の対象となるため、2.5であれば2が偶数のためTRUEが返されます。
IF関数との組み合わせによる条件分岐処理
ISEVEN関数の最も実用的な活用方法は、IF関数と組み合わせた条件分岐処理における偶数・奇数の判別です。この組み合わせにより、数値データを偶数と奇数で異なる処理や表示を行うことができ、データの分類や集計作業を効率化できます。
=IF(ISEVEN(A1),"偶数","奇数")
=IF(ISEVEN(B2),"グループA","グループB")
=IF(ISEVEN(ROW()),"背景色1","背景色2")
条件付き書式と組み合わせることで、偶数行と奇数行で異なる背景色を設定するストライプパターンの表を作成できます。ROW関数と組み合わせてISEVEN(ROW())
とすることで、行番号が偶数の場合と奇数の場合で異なるスタイルを適用可能です。
複数の条件を組み合わせる場合、AND関数やOR関数と併用することで、より複雑な論理条件を構築できます。例えば、値が偶数かつ100以上の場合のみ特定の処理を実行するといった、複合的な条件判定が実現可能となります。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
ITやプログラミングに関するコラム
- Canvaとは?使い方やアカウント登録などを初心者向けに解説
- git configで設定情報を確認・表示する方法
- 「Pythonはやめとけ」と言われる理由と学習するメリット
- Ubuntuのversionを確認する方法
- Geminiで画像を生成する方法|ChatGPTとの比較結果も紹介