スプレッドシートのROW関数とは
ROW関数は指定したセルの行番号を返すスプレッドシート関数であり、データ処理や分析において位置情報を取得するために広く使用されています。この関数は基本構文ROW(セル参照)の形式で記述し、引数として指定したセルが何行目に位置するかを数値で表示できます。
ROW関数の主な特徴として、セル参照を省略した場合には数式が入力されたセル自身の行番号を自動的に返す機能があります。また範囲を指定した際には配列数式として使用しない限り、範囲内の最初の行番号のみが結果として出力されます。
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ROW関数の基本的な記述方法
ROW関数の基本構文はROW([cell_reference])の形式で記述し、角括弧内のcell_referenceは省略可能なオプション引数として扱われます。引数を指定する場合はA9やC15のようにアルファベットと数字の組み合わせでセル位置を明確に指定する必要があります。
=ROW(A9)
上記のサンプルコードではA9セルの行番号である9が結果として返され、任意のセルで実行できる汎用性の高い関数です。引数を省略してROW()と記述した場合、数式を入力したセル自体の行番号が自動的に取得されるため、動的な行番号管理に適用できます。
範囲指定時のROW関数の動作仕様
ROW関数で範囲を指定する場合、配列数式として使用しない限り最初の行の数値のみが返される仕様になっており、A1:A5のような範囲指定では1行目の番号1のみが結果として出力されます。この制限により単一セルでの使用時と範囲指定時で異なる動作パターンを理解しておくことが重要です。
=ROW(A1:A5)
範囲A1:A5を指定した上記のコードでは配列数式を適用しない場合に1という値が返され、複数行の情報を同時に取得するには配列数式の技術が必要です。ROW関数と組み合わせてよく使用される関連関数には、列番号を返すCOLUMN関数や行数を計算するROWS関数があります。
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