スプレッドシートのRANK.EQ関数とは
RANK.EQ関数は、データセット内の指定した値の順位を返します。データセット内に同じ値の複数のエントリがある場合は、エントリの最上位を返します。 関数の分類は統計関数に該当し、英名では「Rank Equal」と呼ばれており、同一順位に対して同等の順位を付与することを表しています。
RANK関数、RANK.EQ関数、RANK.AVG関数の3つの種類があります。元々RANK関数1つだったものがRANK.EQ、RANK.AVGに派生したイメージで、現在はこの2つが主流です。 RANK.EQ関数とRANK関数の違いはありません。関数としては別の扱いですが、どちらを使っても同じ結果が表示されます。
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RANK.EQ関数の基本構文
RANK.EQ関数の基本的な書式は「=RANK.EQ(値, データ, [昇順])」となっており、3つの引数で構成されています。第1引数の「値」は順位を特定したい数値または数値が入力されているセルを指定し、第2引数の「データ」は検証するデータセットを含む配列または範囲を指定します。
=RANK.EQ(B2,$B$2:$B$10,0)
第3引数の「昇順」は省略可能な引数で、データ内の値の並べ方を指定します。0または省略で降順(数値が大きいほど順位が上、例:点数が高い方が1位)、0以外の数値(通常は1)で昇順(数値が小さいほど順位が上、例:タイムが短い方が1位)として動作します。
同一順位における最上位順位の返却仕様
複数の値のランクが同じ場合は、その値セットの上位ランクが返されます。 具体的には、同じ90点の生徒が2人いて、その順位が3位に相当する場合、両方とも3位が表示され、次の順位は4位を飛ばして5位となる仕様です。
=RANK.EQ(90,A2:A10,0)
結果:同点の場合は両方とも同じ順位(例:2位、2位、4位...)
RANK.AVG関数は同じ点数が3つの場合、その3名分の順位の平均値を表示します。(2位+3位+4位=9。9を3人で割ることで平均は3となり、3人とも平均順位の「3位」と表示される) このように、RANK.EQ関数とRANK.AVG関数では同一順位の処理方法が明確に異なります。
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