スプレッドシートのRANK.AVG関数とは
RANK.AVG関数は、データセット内の指定された値の順位を返すGoogleスプレッドシートの統計関数です。同じ値が複数存在する場合、それらのエントリの平均順位を計算して返すという特徴があり、重複データがある際の順位付けを正確に行えるようになっています。
この関数は通常の順位付け関数と異なり、重複値に対して平均順位を割り当てる処理を自動的に実行します。例えば同じ値が2位と3位に該当する場合、両方に2.5位という平均順位を付与することで公平な順位付けを実現しています。
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RANK.AVG関数の基本構文と引数設定
RANK.AVG関数の基本構文は「RANK.AVG(value, data, [is_ascending])」の形式で構成されます。第1引数のvalueには順位を調べたい値を指定し、第2引数のdataには比較対象となるデータ範囲やセル配列を設定する必要があります。
=RANK.AVG(A10, A1:A100, TRUE)
第3引数のis_ascendingは昇順・降順を指定するオプション引数で、省略した場合は降順(FALSE)が適用されます。TRUEを指定すると昇順での順位付けが実行され、小さい値ほど上位にランクされるようになります。
重複値における平均順位の計算方法
RANK.AVG関数の最大の特徴は、重複する値に対して平均順位を自動計算する機能にあります。例えば90点が3人いる場合、通常であれば2位、3位、4位となる順位を2.5位として統一的に処理することが可能です。
=RANK.AVG(B32, B8:B47, FALSE)
この計算処理により、同点者がいる競技やテストの成績処理において、より公平で統計的に正確な順位付けを実現できます。重複値の順位は該当する全ての順位を合計し、その件数で割った値が自動的に算出されて表示される仕組みになっています。
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