スプレッドシートのPRICEMAT関数とは
PRICEMAT関数は満期日に利息が支払われる証券の価格を予想利回りに基づいて計算する関数です。この関数はGoogleスプレッドシートの会計カテゴリに分類され、債券や証券の価格評価において重要な役割を果たしています。
基本的な構文はPRICEMAT(受渡日, 満期, 発行日, 利率, 利回り, 日数の計算方法)
という6つのパラメータで構成されています。受渡日は証券が発行後に購入者に引き渡される日付、満期は証券が額面価格で償還可能になる満期日を表します。
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PRICEMAT関数の基本的な使用方法
実際の計算では各パラメータの意味を正確に理解して入力することが重要です。発行日は証券が最初に発行された日付を、利率は年率の金利を、利回りは期待される年間利回りを意味します。
=PRICEMAT(DATE(2024,1,15), DATE(2025,12,31), DATE(2024,1,1), 0.05, 0.04, 1)
上記のサンプルコードは2024年1月15日を受渡日、2025年12月31日を満期日、2024年1月1日を発行日とし、年利5%、期待利回り4%の条件で証券価格を計算しています。日数計算方法の値1は実際日数/実際日数を表し、米国国債や財務省証券に適用される計算方式です。
DATE関数を使用して日付を指定することで、正確な日付形式での計算が可能になります。テキスト形式での日付入力ではなく、DATE関数やTO_DATE関数などの日付解析関数を使用することが推奨されています。
日数計算方法の詳細設定オプション
日数の計算方法パラメータは0から4までの値を設定でき、デフォルト値は0となっています。各数値は異なる日数計算の慣行を表し、証券の種類や地域によって適切な設定を選択する必要があります。
=PRICEMAT(A2, B2, C2, D2, E2, 2)
値0は米国証券業協会標準の30/360方式を、値1は実際日数/実際日数方式を、値2は実際日数/360方式を表します。セル参照を利用することで、複数の証券価格を効率的に計算することができます。
値3は実際日数/365方式を、値4はヨーロッパ式30/360方式を採用し、月末日の調整方法がヨーロッパの金融慣行に従って処理されます。これらの設定により、国際的な証券取引における正確な価格計算が実現できます。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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