
PR TIMESより
ユルリカがAI-OCR「テマトリ」の提供を開始
株式会社ユルリカは中小企業のDX推進を支援する目的で、FAXや郵便など紙で届く書類をAIが自動でデータ化する新サービス「テマトリ」を2025年9月4日より提供開始した。製造業や卸売業、建設業などの現場では依然としてFAXや手書きの紙帳票による受発注業務が主流となっており、手入力業務が従業員の大きな負担となっているだけでなく入力ミスによる手戻りや確認作業が発生し生産性を阻害する一因となっていた。
テマトリは受信したFAXをフォルダにアップロードする手間なくAIが内容を自動で読み取りデータ化し、郵送で届いた書類もスマートフォンのカメラで撮影してLINEに送るだけでデータ化が完了する仕組みを持つ。取引先ごとに異なる注文書のフォーマットや担当者ごとの筆跡の違いがあっても、搭載されたAIが過去の読み取り実績から学習し手書きの文字でも高い識字率でデータを認識するのが特徴だ。
書類のデータ化のために高価なスキャナや専用の機材を導入する必要はなく、普段使用しているスマートフォンのカメラとコミュニケーションツールのLINEを活用するだけで業務が完結するため、ITが苦手な方でも導入したその日からスムーズに利用できる設計となっている。データ化された内容はクラウドに保管され、いつでも検索・確認が可能で人的な介入を最小限にすることで入力ミスを防ぐ効果も期待される。
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テマトリの主要機能
機能 | 詳細 |
---|---|
FAX自動データ化 | 受信したFAXをAIが自動読み取り、フォルダアップロード不要 |
郵送物データ化 | スマートフォンカメラで撮影、LINEに送信するだけで完了 |
手書き文字認識 | AIが過去の実績から学習、高い識字率でデータ認識 |
多様なフォーマット対応 | 取引先ごとに異なる注文書形式に対応 |
クラウド保管 | データ化した内容をクラウドに保存、検索・確認可能 |
機材不要 | 専用スキャナ不要、スマートフォンとLINEのみで運用 |
trends編集部の一言
テマトリのAI-OCR技術を活用したアプローチは、従来の紙帳票による受発注業務が抱えていた手入力の煩雑さという課題を解決する実用的なソリューションといえる。特に人手不足に悩む製造業や卸売業、建設業の現場において、FAXや手書き書類の自動データ化により従業員を煩雑な手入力作業から解放し、より付加価値の高い創造的な業務に集中できる環境を提供する点は組織全体の生産性向上に大きく貢献するはずだ。
スマートフォンとLINEという身近なツールだけで運用が完結する設計により、ITが苦手な従業員でも導入初日からスムーズに利用できる点も企業にとって大きなメリットになる。先着20社限定で初期費用50%OFFのキャンペーンを実施することで、導入コストを抑えながら実際の運用効果を確認できる機会を提供している姿勢は、より多くの中小企業がDXに取り組むきっかけを作り出すものだろう。
References
- ^ PR TIMES. 「FAXや手書き注文書の手入力の「手間」を「とる」!AI-OCR「テマトリ」を提供開始 | 株式会社ユルリカのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000082629.html, (参照 25-09-08).
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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