
PR TIMESより
都城市がCAIO及びCAIO補佐官を設置し全国初の生成AIプラットフォームzevoで業務効率化を推進
宮崎県都城市は2025年9月8日、CAIO(最高AI責任者)及びCAIO補佐官の設置を発表した。池田宜永市長が自らCAIOに就任し、CAIO補佐官にはシフトプラス株式会社の生成AI開発責任者である杉谷良取締役が就任することで、AI利活用のさらなる促進を図る体制を整備した。
都城市は令和元年にデジタル化推進を宣言し、令和3年に池田市長がCDO(最高デジタル責任者)に就任して以降、幅広い分野でデジタル化に取り組んできた実績がある。令和5年からはLGWAN環境で利用できる全国初の生成AIプラットフォーム「zevo」を開発・活用し、業務の効率化と高質化を実現し日本DX大賞で大賞を受賞している。
国の「自治体におけるAIの活用に関するワーキンググループ」において、自治体にCAIO及び専門的知見を有するCAIO補佐官の設置に係る報告があったことを受け、都城市では生成AIが住民サービス及び業務効率化に大きな可能性を持ったツールであるとの認識を踏まえた体制強化を行った。併せて令和5年に制定した「生成AI活用規程」を「AI活用規程」へ改正し、AI全般の活用を強力に推進する方針だ。
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都城市のCAIO体制詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CAIO就任者 | 池田宜永市長 |
CAIO補佐官就任者 | 杉谷良取締役(シフトプラス株式会社) |
CAIOの主な役割 | 生成AIの全庁的推進、庁内での旗振り役、リスク管理 |
CAIO補佐官の位置づけ | 外部の専門的知見を有する人材 |
既存のAI取組 | 生成AIプラットフォーム「zevo」の開発・活用 |
規程改正 | 「生成AI活用規程」から「AI活用規程」への改正 |
trends編集部の一言
市長自らがCAIOに就任し外部専門家をCAIO補佐官に迎える都城市の体制は、自治体におけるAI活用の本格化を象徴する先進的な取り組みといえる。既に全国初の生成AIプラットフォーム「zevo」で実績を積み重ねている同市が、さらなる組織体制の強化を図ることで、他の自治体にとって具体的なモデルケースとなるはずだ。
生成AI活用規程をAI活用規程へ拡張することで、生成AIに限定しない幅広いAI技術の活用が可能になり、住民サービスの向上と業務効率化の両面で大きな効果が期待できる。トップダウンでのAI推進体制と外部専門家の知見を組み合わせたアプローチは、自治体DXを加速させる重要な要素として注目されるだろう。
References
- ^ PR TIMES. 「【宮崎県都城市】CAIO(最高AI責任者)及び CAIO補佐官を設置します! | 宮崎県都城市のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000241.000085339.html, (参照 25-09-08).
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