株式会社TOKIは、旅行業務管理システム「TRAVESENS(トラベセンス)」の次世代版を2026年8月末にリリースすると発表しました。
TRAVESENSが進める旅行業務データの集約と構造化
旅行・ツアー手配の現場では、多数のサプライヤーへの手配や見積の情報が担当者ごとに分散し、業務が属人化しがちです。情報が構造化されていない状態では、自動化やAIによる支援を取り入れることも困難です。
次世代版TRAVESENSは、業務データを1つのプラットフォームに集約・構造化することによって、日々のオペレーションの効率化と、その先のAI・データ活用の双方を見据えた基盤へと生まれ変わりました。個別機能の追加にとどまらず、システムを基盤から再設計した点が、今回のアップデートの特徴です。
次世代版TRAVESENSの3つの主要機能
次世代版の主な特徴は、次の3点です。
- シリーズやグループ、MICEなど複雑な案件管理への対応
- 手配・旅程・見積の横串管理と画面集約
- 業務データの構造化・一元化による資産化と外部連携
案件管理の面では、単発のFITツアーに加え、枝分かれする複雑な旅程を持つシリーズ催行やグループ催行、MICEにも対応します。これが今回の大型改修の中核です。
手配・旅程管理の面では、サプライヤーやガイドとのやり取り、予約手配の進捗、旅程の管理を1つの画面に集約します。旅程は、カレンダー形式で直感的に管理でき、Googleマップ連携で位置や移動時間も確認できます。
データ活用の面では、手配や料金、見積、CRMといった情報を構造化・一元化し、地域やカテゴリーなど多面的な条件から必要な情報を引き出せるようにしました。整備された業務データは、AI活用や外部サービス連携を前提として、「資産」として蓄積される設計です。次世代版はこの資産をもとに、コンテンツ情報の拡充やGoogleや決済連携などへとさらに進化を重ねていけるよう設計されています。
TRAVESENSのTourism EXPO Japan 2026への出展とデモ体験
株式会社TOKIは、2026年9月24日(木)〜27日(日)に東京ビッグサイトで開催される「Tourism EXPO Japan 2026」に出展します。次世代版TRAVESENSを、会場のブース(TS-08)で実際に体験可能です。
デモンストレーションでは、シリーズやグループ、MICEといった複雑な案件管理やデータを活用した手配業務の効率化を体験できます。旅行会社・DMC・ランドオペレーター・ホテルコンシェルジュ向けの展示内容です。なお、次世代版は2026年8月末のリリース予定であり、コンテンツ情報の拡充など今後実装を予定している機能については、内容・時期が変更となる場合があります。
デモの申し込みは専用サイトで受付中です。申し込み後は、実際の画面で30日間の無料トライアルを利用できます。
TRAVESENS(トラベセンス)概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| サービス名 | TRAVESENS(トラベセンス) |
| カテゴリ | 旅行業務管理システム(B2B SaaS) |
| 対象ユーザー | 旅行会社・DMC・ランドオペレーター・ホテルコンシェルジュ |
| 次世代版リリース予定 | 2026年8月末 |
| 無料トライアル | 30日間(デモ申し込み後に利用可能) |
| EXPO出展 | Tourism EXPO Japan 2026(2026年9月24日(木)〜27日(日)・東京ビッグサイト・ブースTS-08) |
| 提供企業 | 株式会社TOKI(東京都渋谷区恵比寿西一丁目33番6号 JP noie 恵比寿西 1F) |
| 代表者 | 稲増佑子氏 |
| 設立 | 2014年6月 |
| 事業内容 | 旅行代理業、SaaS |
| サービスサイト | https://travesens.com/ |
trends編集部の一言
旅行業務の「属人化」という課題は、旅行業界に限った話ではありません。「情報が構造化されていない状態では自動化もAI活用も難しい」という今回のアップデートの背景は、業界横断で共感を得やすい課題設定です。マーケティング業界の文脈に置き換えると、担当者ごとに分散した顧客情報や見積データの非構造化問題はBtoB全般に根強く残っており、属人化の解消を「効率化ツールの導入」ではなくデータ基盤の設計から取り組む姿勢は、業界全体の課題解決アプローチとして注目されます。
今回の刷新が「効率化ツール」ではなく「AI・データ活用の基盤」を明示的に目指した点は、マーケティング業界でも共通する動向と重なります。MAツールの導入が進んだ結果として「データが各ツールに分散し、AIに活用できる状態になっていない」という次のフェーズの課題が表面化しつつあるのが現状です。業務データを資産として、構造化する設計思想は、複数サプライヤーとの調整業務を持つ他業種にも参考になる取り組みと言えます。
References
- ^ PR TIMES. 「旅行業務管理システム「TRAVESENS」、AI・データ活用を見据えた次世代基盤へ全面刷新 | 株式会社 TOKIのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000065911.html, (参照 26-07-10).
