株式会社SasaeLは、学校の時間割編成業務をAIで支援するAI時間割編成サービス「SasaeL 時間割」β版の提供を開始しました。
「SasaeL 時間割」が解決する時間割編成の複雑な条件調整と現場の課題
年度始めの時間割編成は、学校現場において、多くの時間と調整を要する業務の一つです。教員の担当教科や勤務可能時間、特別教室の利用、学級ごとの授業時数、支援学級の設定、学校行事など、考慮すべき条件は多岐にわたります。ベテラン教員の経験と勘に依存している学校も少なくありません。
作成後も教員の急な病欠や行事変更により、当日の授業調整が必要になることがあります。調整がうまくいかない場合には、やむを得ず「自習」が増え、子どもたちの学習機会や授業進度に影響することもあるでしょう。こうした背景を踏まえ、校務DXによる教職員の働き方改革が求められる中、時間割編成のデジタル化は重要なテーマとして位置づけられてきました。
「SasaeL 時間割」β版の主な特長
「SasaeL 時間割」が持つ主な特長は、以下の4点です。
- AIによる時間割案の自動生成で編成業務を大幅に効率化
- 学校ごとの運用に合わせた制約条件の調整機能
- クラス別・教員別・学校俯瞰表示で生成結果を確認しやすい設計
- Excel出力に対応し配付・確認・校内調整に活用可能
これまで数日から数週間を要していた時間割編成業務を、数秒〜数分に短縮できるよう設計されています。制約条件は「必ず守る条件」と「できるだけ満たしたい条件」を分けて調整できるため、現場の実態に合わせた柔軟な時間割作成が可能です。合同授業やティーム・ティーチング(TT)などを踏まえた時間割作成が可能で、学校現場の多様な授業形態に対応しています。
「SasaeL 時間割」サービス概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供元 | 株式会社SasaeL(小学館グループ) |
| サービス名 | 「SasaeL 時間割」β版 |
| 対象 | 国公立・私立の小学校・中学校・高等学校 |
| 時間割編成業務の短縮目標 | 数日〜数週間から数秒〜数分に短縮できるよう設計 |
| 出力形式 | Excel出力対応 |
| 関連サービス | SasaeL 校務、SasaeL 連絡、SasaeL 電話 |
| 設立 | 2024年4月1日 |
| 所在地 | 東京都文京区小石川2丁目3番23号 春日尚学ビル |
| 代表者 | 植竹 広佑氏 |
| URL | https://sasael.co.jp |
trends編集部の一言
数日から数週間かかっていた時間割編成が数秒〜数分に短縮できるよう設計されているという点は、業界を問わずインパクトのある変化です。業界全体としては、属人的なノウハウや経験に依存してきた業務プロセスをAIで標準化する動きが広がっており、制約条件を登録するだけで最適案が生成される仕組みは、業種を超えた可能性を持つアプローチです。
教育現場における働き方改革の文脈では、ツールの導入が「先生が子どもたちと向き合う時間を増やす」という目的に直結している点が注目されるでしょう。マーケティング業界の文脈に置き換えると、複数の制約条件を同時に処理してAIが最適案を提示する設計は、コンテンツ配信や人員配置など条件調整を伴う業務全般に共通する課題へのアプローチと重なる部分があります。「SasaeL 校務」との連携拡充や年間を通じた教育課程管理への対応も予定されており、校務DXの全体像を検討する材料として、注目しておく価値がありそうです。
References
- ^ PR TIMES. 「株式会社SasaeL(小学館グループ)、学校の時間割編成を圧倒的に効率化するAI時間割編成サービス「SasaeL 時間割」β版を国公私立のすべての小中高等学校向けに提供開始 | 株式会社SasaeLのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000147067.html, (参照 26-06-26).
